【劇場版】少女☆歌劇 レヴュースタァライトのネタバレに配慮しない考察というかそれってあなたの感想ですよね
を書いてみました。
感想っつーか考察っつーかなアレです。
遅まきながらスタァライトしたので……。
アフィリエイトでお茶を濁している間に、まだ観ていない人はスタァライトしてきてくださいお願いしますなんでもしますから。
要するに僕らの
「こういうのが見たい!」の集合体……ってコト……!?
正直観た直後だと「なにを見せられてるのかわからん」とか「わかりますじゃねんじゃ」みたいな気持ちになった部分はありました。
いやもちろん、理解できることと面白いことは別の話という前提の上でですが。
いろいろと考えつつ、最後の方で華恋が客席(僕ら)に気付くという演出から察するに、(作ってる人らがイメージする)ヲタクの思う「こういうのが観たい!」が、レヴューとして形になった……ということなんですかね。
しらんけど。
でもまあ、ばなながほか全員と戦って無双するとかどう考えても観たいですからね。
自分としてはわからんでもない解釈です。
ほかのレヴューも、アニメを見た上で「で、実際そこんとこどうなの?」を掘り下げる内容だったんじゃないかなと。
思ったりなんなり。
強いお酒を飲んだ話
確かに喋りすぎなみんなをひっぱたきたい気持ちはどこかにありつつも、やはり主体としては観客の「観たい」にあてられて無双してしまい、でもほらやっぱりみんなひっぱたかれても仕方ないような有り様じゃん……みたいな、自意識と観客の意志がどっちつかずな、夢と現が曖昧になった感覚を表現した結果だったのかなと。
しゃべり過ぎですねわかります。
でもそんなばななの感覚が誰かに理解できるわけもなく……まではまだいいですけど、演技にすらも誰もついてこれなくて、あげくじゅんなちゃんからマジレスされるのはちょっと不憫すぎるよなと。
まあでもあそこで合わせられるほど意識が高い高いしてたらそもそもばななが無双する理由がないわけで、その意識の低さというか、アニメで「わーレヴューが無事にスタァライトしたねー」で終わっていたことが「舞台少女として死んでる」に繋がっていくのかなと。
どうでもいいのですが、あのシーンでBGMに合わせつつもったりと、ちょっと苛立っているようにも見えるステップを踏むばななが最高にかっこいいです。
極端な話
この映画って最初の進路調査とスタッフロールだけで話が成立する気がしています。
その間に思う存分スタァライトしてますし、もちろんそれこそがスタァライトのスタァライトたる所以であるし、だからこそ彼女たちは思う存分スタァライトしたわけですが。(環境大臣構文)
とはいえ(一番の泣き所の)じゅんななの進路に限らず、別にそういうことを決める描写が本編ではっきりとあったわけではありません。
ひたすらに匂わせまくっただけで。
だから本編のレヴューを見たうえでも「ああ、色々あったのね」と想像するしかないです。
で、どうせ想像するしかないんだったら、別になくても成立してしまうよね、という話です。
そもそもどのレヴューでも、アニメを見た人にとってはお約束をなぞるだけ……といったら言葉は悪すぎますけど、ある程度展開は想像付くというか、期待しちゃうものはあって、そして大体がそのとおりになるわけじゃないですか。
なんならツイッターの怪文書とかで一度は見てる、まであるかもしれません。
要するに予想の範囲内というか。
じゅんなちゃんがばななに、双葉が香子に、クロちゃんがディスイズに一矢報いるなんて見てみたいに決まってる。
ひかりとまひるは本気でやりあうはずないけど華恋を巡ってじゃれあってほしい。
華恋にはなんか再生産してほしいし、なんなら再生産さえしてくれれば勝敗はどうでもいい。
みたいな。
話がそれまくってますけど、ともあれそんな感じで、進路を決める際のゴタゴタ、言ってなかったあの言葉、聞きたかったあの想い……そういう卒業シーズン特有のエモい要素に絡めて、壮大にスペクタクルしながら整理してるふうを装ってみてはいる(要出典)ものの、しかし結論は一切出てきません。
となると、じゃああのスタァライトはなんだったの?
という気持ちになってくるわけですが、そんなもんキバヤシさんよろしく「俺にだって……わからないことはある……」と投げっぱなしにするほかなく、そもそもなんの話でしたっけこれ。
あるいはこの「なんだったんだアレ」感こそが、タイムラインにゾンビのように蔓延する「スタァライトはいいぞ」ヲタク(書くのがおそすぎてすでに減少傾向)を突き動かすパゥワーなのかもしれません。
感情をかき乱すだけかき乱しておいて、唐突に「できあがったものがこちらになります」と言わんばかりに結果を出してくる。
それも、最高に最高な未来の一歩目を。
あるいは……視聴したヲタクが言う「よかった」という感想も、この辺に起因するのかもしれないなとか思いました。
正直なにが起きたのかはよくわからんけど、少なくともみんなが素晴らしい道の一歩目を踏み出した。
だから、わからんなりにひとつだけ言えるというか、少なくとも理解できたことがひとつだけあるとすれば、それが「よかった」ってこと。
なのかもしれません。
どっとはらい。
気になるところ
「怖かった」ってどっちの意味?
気になっています。
ひかりが落ちて心情を吐露したあとで、まひるが「私も怖かった」と言うところ。
あれはどっちの意味なんでしょうね。
怖がらせる演技ができるかどうか?
それとも、自分の本性を曝け出すことが?
なんて思ってしまうのはたぶん僕の心が汚れているせいだと思います。
まんまる!まんまるじゃないか!
パスタ面白いですよね。
知ってるものを見たら秒で結びつけてしまうヲタクしぐさ、ほんとうにやめたほうがいいとは思っています。
ウミガメのスープできそう
まんなかのレヴュー部分が繋がってるような繋がってないような曖昧な感じなので、水平思考ゲームができそうだなと思いました。
香子は卒業後に地元で襲名を行った。
彼女は現在、幼馴染のバイクを乗り回している。
なぜか?
みたいなやつ。
最初の方で「これ最初と最後だけで成立するよね」とか言ってましたがそこからもう少し飛躍して、「逆に最初と最後からレヴュー部分を想像できるのでは?」みたいなアレです。
「デコトラで突撃して高いところから墜落した」まで補完できたらビビりますけど、「進路を女房に相談してなかったせいで痴情がもつれたけどバイクを生贄に捧げて難を逃れた」くらいは迫れるんじゃないでしょうか。
(「・ω・)「ガオー
ばななが可愛いんですよね……なんか好きです。
素の能力は高いのに依存しがちというか、共依存したがりでどこか不安定。
(「・ω・)「ガオーも威嚇する感じではなく、ベネットを呼ぶときのような、どこかじゃれるような雰囲気でとても可愛い……。
でも正体を明かすまではただのネタネームの数合わせくらいにしか思ってなかったので、これは単なるギャップ萌えというやつでしょうか。
わかります。