まにんげんのかべを感じるこんな世の中じゃ
ぽいずん
成功談とか失敗談とか
よく目にする世の中ですよね。
いや、それは自己啓発的な分野に興味がある人に限った話かもしれませんが。
そういう部分に興味があって、いろいろと読んだ本を記事にしてたりな自分からすると、よく目にするわけです。
で。
そういうのを見てると思うのが、だいたいみんな、何某かの実績を持ってるんだなーってこと。
なんかいい感じの学校を卒業してるだとか、すげー会社に入ってるとか。
会社で売上がトップだとか、月収どれくらいをいくつで達成しただとか。
諸々。
現状うまく行っている人を見ていると、だいたいがそういう経歴があって。
そこからはいくつかのパターンに別れて、そのままうまくいく人もいれば、一回体を壊したりというクッションを挟むパターンもあったりはするものの。
やっぱり、もともとがすげー人たちなんですよね。
いろいろと、そんな人たちの話を見るにつけ思うことが一つあります。
正直、いくらその手の人達の話を聞いたところでとてもそんな超人めいたことができるように自分がなるとは思えないよなあ……ということ。
鶏卵問題かもではあるけれど。
もちろん、そんな話をすると、その筋の人たちからはいろいろとありがたい意見を頂戴できるでしょう。
要するに、
「そう思えないのは所詮その程度しか成功を望んでいないから」
だのといった系統の意見ですね。
ありがたい。
もっとありがたければよかったんですけど。
まあ実際、そういう側面はあるでしょう。
が、そんな意見だけもらったとしても、現実は変わりません。
そしてそれで終わりだと、結果が見えているのに手が届かないという現実だけが残るわけです。
結果、すっぱいぶどう状態に陥るわけですね。
SNSポリスに曰く。
ところで、最近放送したアニメにこんな作品がありました。
SNSポリス。
SNSの使い方にいろいろと物申す……みたいな意味はわかるんだけど企画通したの誰だよみたいな気分になる作品だったんですが、それはさておき。
この作品で出てきた話なのかは正直なところ自信がないんですけど。
他人のSNSなんてのは(FBとかだと特に)「その人が輝いている瞬間を切り取って保存している」んだから、それと普段の自分を比べたら自分が惨めに見えてくるのは当然。
みたいな話が印象に残ってます。
いや、まじでSNSポリスで出てきた話なのかは覚えてないんですけどね。
似てる気がする。
なんかこのSNSの話って、自己啓発に似たものを感じるんですよね。
SNSでは自分が惨めに思えてくるという結果が待っていますが。
自己啓発では「自分もこうなれるかも!」とか夢見るんだけどそんなに簡単に人は変わらないという現実に打ちひしがれるわけですね。
いや、だいたいは打ちひしがれるんじゃなくて忘れ去るか次の自己啓発に乗り換えるのかな?
ともあれ結果はだいぶ違う……いや、似てるような気もしますが、まあ多少の違いはありますが。
どちらも「見た目がいい感じに脚色された他人の人生を自分と比べて一喜一憂する」というのは同じですね。
人間そんな変わらない。かも。
そんな感じで例によって例のごとく何が言いたいのかわからなくなってきているわけですが。
あれですかね。
SNSで見かける脚色された他人の人生は割と「そういうものだ」って目で見れると思うんですよ。
自分もある程度はそういうことをしているでしょうから。
でも自己啓発ってなると、なかなか小難しく感じてしまって思わず煙に巻かれてしまうわけです。
自分で自己啓発本を出している人なんてほとんどいないでしょうし。
でも、その自己啓発本を出しているような人たちも、SNSで人生を脚色するがごとくどうにかこうにか頑張って人様の役に立てる、あるいは羨望を集めることができる要素をかき集めてなりたっている……としたらどうでしょう?
真人間の壁も、少しは薄く感じられるのではないでしょうか。
っていうかそうでも思わないとやってられねえってのが正直なところです。
投げっぱなしで恐縮ですが、こんなところで。