国木田花丸考。眼鏡。屈折の有無はさておき、黒のツーポイントはアリなのか?
散々あれは屈折してないから伊達だのと屈折した意見を並べてきた。
だが一般的に、屈折が省略されることは多い気がする。
ワンピースのキャラクターたちの肌がツルツルなのと同様に、誰も歪んだ花丸さんの顔が見たいわけではない。
加えて人間の認識は良く出来ていて、人間なら違和感を感じずに処理できる情報でも、絵になると途端に違和感が強くなると言う。
そんなわけで、サンシャイン世界は屈折が描かれない世界だと仮定しよう。
としたときに、2017年3月号に描かれた、2つの眼鏡。
あのどちらが、花丸さんの普段使いの眼鏡としてふさわしいか?
この問題について、それぞれの眼鏡が普段使いであるか否かを考えてみる。
黒のツーポイント
まず、バレンタインで描かれた、鈴木勇氏のイラストについて考える。
性質が似ている
まず、黒のツーポイントというのは、花丸さんの性質をよく表しているのではないか? という点について考えてみる。
主人公の成長する物語が好きな花丸さん。その姿勢は、ルビィやヨハネという、主人公格の性格(しかもできれば自分だけが気付いている)を好むというところにも現れている。
(『アニメじゃない方のよはまる、よしまるの関係について。』)
この姿勢は、自分を傍観者であると位置付けることにつながる。
つまり、本人が抱く自身のイメージが薄くなるはずだ。
ここで改めて、黒のツーポイントという眼鏡を見てみる。
ツーポイントとは、本来ならレンズの周囲を覆うフレームが省略されたフレームだ。
ということは、ツーポイントというのは眼鏡自体の印象がもっとも薄くなるデザインとなる。
また、フレーム自体の色も黒であり、これは順当に地味な選択だ。
これらの要素が、花丸さんの自己評価に近い眼鏡であると言える。
場面設定
次に、場面設定について考える。どうにもヨハネの発言を辿ると、学校帰りにそのままチョコを買いに来たように読み取れる。
ここから、眼鏡は日中使っていたものを変化を求めて使ってみたら案外良かったので採用された、という流れがあるのでは?と考えた。
ただ、衣装が制服ではないため、眼鏡に関しても普段使いではなく、用意することはできたはずだ。
しかし事前に眼鏡を使おうとなったら、ルビィとヨハネがこぞって口を出すはず。
なぜならば、あの眼鏡はアイドルになる前の消極的な花丸さんをイメージさせるからだ。
だが、あの2人は花丸さんがその立場に甘んずることを良しとしない。
よって、黒のツーポイントは二人が選んだわけではなく、花丸さんの私物が撮影に流用されたと見ることができる。
ツーポイント
唯一の反証としては、ツーポイントの耐久性の低さについてだ。
ツーポイントはその構造上、耐久性が非常に低い。
その低さは、ツーポイントで検索すればすぐにわかるだろう。
詳しい言及は面倒なので避けるが。とにかく普段使いの眼鏡としてはツーポイントはありえないということだ。
むすび:ごめん赤のアンダーリムは明日考える。
というわけで黒のツーポイントの眼鏡がどの程度普段使いの眼鏡としてふさわしいかを考えてみた。
ポイントとしてはやはり、花丸さんの性質に、縁無しという眼鏡はよく似合っているという点だ。
ここだけでも、花丸さんの普段使いの眼鏡がこちらであると判断するための有力な材料だと感じている。
ひとまず今日は黒のツーポイントだけで、赤のアンダーリムに関しては明日に回します。
ところで下半分のフレームもハーフリムとかナイロールって言ってたんだけど、この言葉自体は上半分のフレームのことを示してるのね。
下半分のフレームはアンダーリムとか逆ナイロールとか、別の言葉を使うんだって。知らなかった。