国木田花丸考。SIDでのはなまるびぃを、幼稚園と現在とで考えてみる。

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とくに今回の話とは関係ないです。

一年生SIDの話。
幼稚園でのはなまるびぃの関係からわかることをいろいろと考えてみる。

るびまる幼稚園

書いてて気付いたけど最近はこっちの表記の方が見かける気がする。どっちでもいいけども。

花丸さんとルビィの関係。お泊まり会でのエピソード。恐怖でトイレに行けなかったり、行こうとしても足がすくんで動けなかったりするところを、二人で励ましあって進んでいく。おそらくトイレに到着してからもイベントはあったのだろうが、深くはつっこまないでおきたい。

関係としては、ルビィが原動力となっていることがわかる。しかし、自分が怖がりであることには目が入っておらず、どこか危なっかしいというか、向こう見ずな印象を受ける。
また、ルビィが動けなくなった際に花丸さんが男気を見せている。守る人がいると強くなれる、ということか。
ちなみにこの展開はSIDでは定番の流れなので、懐かしさを感じるところがあったりする。

まず現在に話を進める前に、ぱっと思いつくことがある。それは、ルビィが花丸をかばうエピソードだ。クラスメイトに、花丸ちゃんそんなことも知らないの的なことを言われた際に、ルビィがかばう。結局ルビィちゃんも泣いちゃって、オラがなぐさめていた・・・という話があった。
この話に関しては、完全に幼稚園の頃から変わっていないように感じる。ルビィが先導して、でも自分の力を見誤って動けなくなり、花丸さんがフォローに入る。一致している。

また、花丸さんが聖歌隊にスカウトされた際の話も思い当たる。このとき花丸さんは、寺の出自である自分が聖歌隊に入ることについて悩み、身動きできなくなっていた。そこでルビィが花丸さんの手を引き、話をするに至った。このときの関係については、ルビィが率先して動いていることが見て取れる。
これについても、いざ話し始めたらルビィが言葉につまってしまい、結局花丸さんが全部説明する・・・なんて事態になっていたのかもしれない。

想像にすぎないが、とにかく、ルビィ先導で動くという二人の関係はやはり強いものと見ることができよう。

現在のるびまる

さて、では引き続き現在の二人の関係について見てみる。

現在はルビィが先導してスクールアイドルに参加し、花丸さんはみそっこという自己評価をしつつスクールアイドルに入った。ルビィ主導である点については変化が無さそうだ。ただ、ルビィが動けなくなるとか、花丸さんがフォローするといった描写は見当たらない。

だが、バス停の前で落ちそうになったり、屋上でジャンプして転びそうになったりだとかしているルビィからは、幼稚園の頃から変わらない、向こう見ずというか危なっかしさを感じる。同じ展開を繰り返すに至るだけの素質を、少なくともルビィの側はまだ持っているようだ。

花丸さんの側にしても、基本的にルビィを庇護する立場が続いているようだし、先のクラスメイトに云々という話にしても、本の虫となっていろいろな知識をつけた上での『マルちゃんは難しいことをいろいろ知ってるもん』というルビィの弁であろうから、その時点から花丸さんについてもさほど変わってはいなさそうだ。

となると、二人とも特に幼稚園の頃から基本的な性質は大きく変化がないということで、幼稚園の頃と同じ関係が続いていると考えてよい。

資料などで裏付けが取れればよいが、いかんせんG’sの記事だけでは情報不足に過ぎる。君ここのPVでは、花丸さんとの関係についてはそこまで描写されているわけでもない。
いろいろ考えたものの、結論としてはなんとも断定しかねる、としかいいようがなさそうだ。

アニメのるびまる

ついでにアニメの展開について目を向けてみる。ルビィは芯の強いという設定を完全に棄て去り、花丸さんの介護が必要な状態になっている。4話では、花丸さんが最初はルビィを引っ張っており、途中で離脱してしまう。そしてそこにルビィがフォローに入る。なんか関係が逆転してる。

アニメの描写はSIDとは競合しているので、単純に逆転しているというのも違う気がするが、わりと綺麗に対称になっていて、なかなか面白い。また、フォローが必要になる理由についても、ルビィの無鉄砲さに対して花丸さんの諦めの良さと、これまた綺麗にキャラクターが反映されている。

むすび:多分変わってない。

というわけで幼稚園のるびまるの関係性、ルビィがつっぱしって動けなくなったところで花丸さんが男気を発揮する、というのが普遍のテーマであるかどうかについて考えてみた。

G’sを見る限りでは二人ともそこまで幼稚園の頃から極端に変わっているわけではないので、二人の関係もそこまで変わっていないだろうと考えられる、が、確証はないという結論に至った。

また、アニメの展開については少々面白いことに、二人の関係が逆転しているようにも感じられた。ただアニメの展開はフィクションだし、史実として考えようにもSIDの展開と競合するしで、そこに対比を見つけてもあまり価値はなさそうだ。

今後G’sなどでそのあたりの描写がされることを期待しないでもないが、やっぱり変わってないんだろうな。
幼稚園の頃から変わらぬ包容力を発揮する花丸さんはやはり天使か何かなのかもしれない。

B! LINE