国木田花丸考。花丸さんと不思議の国のアリス症候群。

SIDに気になる一文があった。

出会うものすべてがいつも実物の何倍も大きく見えていて。

実際の何倍も大きく見える。
これはとある不思議な病気を思い起こさせる。

不思議の国のアリス症候群

不思議の国のアリス症候群という病気がある。

視界に入るものが、極端に大きく、ないしは小さく感じられるという病である。
上記の一文を読んだとき、この病気が頭に浮かんだものの、詳細をよく知らなかったので調べてみた。
困ったときのWikipedia先生頼み。

不思議の国のアリス症候群 - Wikipedia

この症状は、ヘルペスウイルス科の一種のエプスタイン・バール (EB) ウイルスの初期感染で引き起こされた中枢神経系の炎症での報告が多い。
EBウイルスは、日本では子供のころにほとんどの人が感染するもので、おそらくこのために、子供のころ一過性のこの症状を体験した人は比較的多い。

なんか普通に発症していても不思議はなさそうだった。
もっと珍しい病気かと思っていた。

判断できるのだろうか?

もちろんこの病気だったからといっても、何でもかんでも大きさが変に見えるわけではないようだ。

加えて、ひどく臆病な子供からすれば、自分よりも大きいものがなんでも強く感じるというのは不思議なことでもない。
そしてそれが実際よりも大きく「見える」・・・かどうかはともかく、大きく「感じられる」ことがあっても不思議ではないだろう。

でも、それが見えてるか、感じているかなんて、区別がつけられるのか?
わからないな。
不思議なことをよく言うとか、虚言癖の気がある、くらいで片付けられてしまいそうだ。
多くはそれで片付けられて、そのうち症状自体も一過性で治ってしまう。
このため誰も気にすることはなく、スルーされる・・・なんてパターンは多そうだ。

もうちょっと調べていたら、体験したお子さんのいるというご家庭の記事を見つけた。
確かにそういうことはありそうだ。

うちの子にはお化けが見える?長女を襲った「不思議の国のアリス症候群」とは?
「不思議の国のアリス症候群」を乗り越えた長女。そのキッカケは・・?

でも結局、自己申告でしかなさそうだ。
花丸さんの場合はおそらく、そのうちに症状が収まり、自分でもどっちだったのかを判断するのが難しいかもしれない。
ルビィと支えあううちに精神が安定したか、もともと子供のうちだけの話だったのかはわからないが。

また、本を読んでいるなど、集中しているときに怖いことを考えないとある。
ただこれについても、怖がっているだけなので集中すると気にならなくなるのか、症状があるけれど集中すると気にならなくなるのか、どちらもありそうに見える。
やっぱり判断するのは難しそうだ。

むすび:やっぱりなにもわかりません

結局、そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
そうとしか言えない。
いやまあ、今までもそうだったから今更だしどっちでもいいんだけども。

どうでもいいんだけど不思議の国のアリスを読んだことなかったんで、最近読んでます。

参考資料

B! LINE