ストレングス・ファインダーに一万円払ったら、やるべきことの取捨選択がしやすくなった。

ストレングス・ファインダーの結果考察

ストレングス・ファインダーについてはこっちで書いてます。
『どちらでもない』が多い人はストレングス・ファインダーをやるべき

ストレングス・ファインダーの結果を見て、それでも悩ましいことがありました。
それは、『で、結局話術などは勉強した方がいいのか、どうなのか』ということです。

頑張るべきか、否か

僕は少なくとも、理路整然と説明する、とかは嫌いなんです。
ただ、ここにちょっと問題があって。

以前、仕事でミスをしたときに上司にこっぴどくお叱りを受けたんです。
言葉のちょっとした言い回しというか、選択を誤ったがために。
それでテンポよく会話するというのがダメになりました。

これををアドラー心理学流に言うと、『そういう理由を盾にして、できないままでいることに甘んじている』となります。
(関連:マンガで分かる感じのアドラー心理学がすごいためになった。あと面白い

こう言われると、『克服しなきゃ!』なんて気分になってきますよね。

ただ、ですよ。
磨きはかかりましたが、そもそもそれ以前から苦手意識はあったんですよね。
ということは、『人と会話する』ことは、そもそも僕にとって向いていない可能性があります。
なら、ただでさえ低いであろうステータスに対するデバフにかまけていていいのか?
つまり、この苦手意識はほっといていいんじゃないか?
なんて思うわけです。

本当に苦手なのか知りたくなった

ただ、もしこれが、『やりたくない』だけで、『やればできる』ならば、話は変わってきます。
都合のいい話ではありますが、まあ人間なんてそんなものですよね。

そして、知る手段はあるのです。
ストレングス・ファインダーにさらに課金すると、34の資質の順位をすべて見ることができます。
ただし、そのお値段は、74ドル。
書籍本体と合わせると89ドルです。
ひどいときと比べるとだいぶ円安になってきているので、2016年12月現在では、合計すると諭吉よりちょっと高いですね。
ちょっとためらいました。

ただ、ここまで来たら! という思いがあり。
あとはスクフェスに課金するときのような気軽な気持ちを思い出しながら課金しました。

思ったよりひどかった

というわけで、見てみたんですが。
笑っちゃいましたね・・・。
下から10番目までが、コミュニケーション、活発性、指令性、社交性、アレンジ、自己確信、共感性、責任感、規律性、自我でした。

人にあの手この手で伝える。
グループの中で人を引っ張る。
知らない人とうまくやっていく。
複数の事柄をうまく組み合わせる。
自分と自分の決定に自信を持つ。
人の感情に寄り添う。
責任を果たす。
規則を守る。
自己を認めさせたいと思う。

以上の事柄について、『やりたい』という気持ちが湧いてこないようです。
よくもまあ、サラリーマンを続けてこられたものだなと思います。
また、ステップアップとしてリーダーのような立場を期待されているのですが、それがどうにも無理ゲーに感じられる理由も納得です。

ただ、最低限はあるよね。

先の10項目は、もう諦めた方がいいんだと思います。
ただ、諦めない方がいいことはあるのかなと思っています。

たとえば僕はいろいろと考えをこねくり回すことが好きですが、原点思考も未来志向も目標志向も、10位以降に固まってます。
つまり、導入も結論もいまいちってことで、話していると『そもそも何の話だっけ?』とか、『何がいいたいかわからねえ』となりやすい、ということです。
残念ながらめっちゃ思い当たります。

で、これはさすがに、ないな・・・とか、なんとかしなきゃ・・・と思えるんですよね。
こういうのは頑張ってもいいのかなと思いました。
ただ、あくまでほどほどに。
自分に合うとか、効果のありそうなという基準で、方法論をいくつか試して学ぶ、くらいで十分だと思います。

こういう判断ができるのも、資質が真ん中あたりにあるということがわかったからかなと思います。
そもそも順位がわからなかったらどうしようもありませんからね。

苦手なことは、うまくいったやり方を覚えておく

ところで、方法論を学ぶという手段に関連して、思いついたことをひとつ。
うまくいったやり方を覚えておくというのはいいかもな、と思いました。
苦手なことだけです。
得意なことは別に覚えておかなくても、なんとかできちゃうからいいんです。
でも、苦手なことを最低限やろうと思ったら、そういうことを試すのがいいんじゃないかなと思います。

今までに、なぜか知らないけど(例外的に、ないしは奇跡的に!)うまくいったことを思い出してみる。
たとえば僕は、基本的に説明下手ですが、たまーにすらすらと、わかりやすく説明できることがあります。
ほんとにたまーにですが。

次に、そのうまくいった原因を考えてみます。
ここが重要です。
なぜなら、うまくいった理由が自分でもわからないというのは、無自覚な自分の強みを応用することで乗り切った可能性が高いからです。
つまり、ちゃんと考えないと正しい理由に辿り着けないということです。

先ほどの例の続きですが、僕の場合はそもそも説明しやすい形で理解していたということがありました。
ただ、これはたまたまなので、これを繰り返すためには、『説明しやすい形』ってなんだ? みたいなことも学ぶ必要がありそうです。
けっこう道は遠そうですね。
でも、漠然と『説明下手をなんとかしなきゃ!』と思うよりは、よほど現実的です。

むすび:欠点が見えることで、より生き方を描きやすくなる

気軽に出せる金額ではありませんが、34の資質がわかったのは個人的にはためになりました。
自分に向いてないことがはっきりするので、余計な迷いがなくなりますね。

やりたいことをやるために、最低限頑張らなければならない部分もはっきりさせやすいです。
なにより、すべての資質に目を通すためのモチベーションが上がるので、よりストレングス・ファインダー全体に対しての理解が深まります。
あの人の強みはなんだろう? とかも考えやすくなりますね。

そんな感じの感想でした。

これは課金した結果ではありますが、二千円弱の書籍を買えばできる診断だけでもかなり参考になります。
少なくともそこまではやっておくと、かなり生きやすくなりますよ。

(一時間半)

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