『どちらでもない』が多い人はストレングス・ファインダーをやるべき

ストレングス・ファインダーやってみた経緯と使用感。
有料だけど、こういう診断で『どちらともいえない』を選びがちな、自分のことを優柔不断だと思っている人は感動するので、やっておくべき。


自分がわからない

強みを武器にしろだとか。
好きなことを育てろだとか。
いろいろな、いわゆる意識高い系統の記事で見かける。

そんなに簡単にわかれば苦労しないよなあ。
などといいつつ、それ以前に真面目に探したことがなかった気がする。
その手のツールは、いまの世の中にはいろいろと出回っているらしい。

なので試してみることにした。


『どちらでもない』に対する苦手意識

ただ、一つだけ前置きしておきたいことがある。
そういうツールが昔から信用できないし、苦手だということだ。

というのも、だいたい注意書きに書いてある、例の一文が原因だ。
『あんまり真ん中を選ばない方が~~』だとか、『肩の力を抜いて、好きな方を直感で~~』だとか・・・。
あれが苦手で苦手で仕方ない。

僕は、設問を見た瞬間にどうしても、『どちらも一理あるし、どっちが正しいかなんて状況によりけりだし・・・』なんて考えてしまう、優柔不断なところが大きい。
だいたいの設問を読んだ瞬間にそういう考えが頭に浮かんでしまう。

そんなわけで、今までにやってきた似たような診断も、『こういうスタンスで回答した自分』が診断されているような感覚があった。
『お前は誰の話をしているんだ?』とでも言いたくなるような感じだ。
自分がない、などと言われてしまえばそれまでだけども。


ストレングス・ファインダー

そんなことを思いつつも、とにもかくにもやりかたを調べ始めた。
診断のためにはコードが必要で、それはオンラインで購入できたり、本についていたりするようだ。
本を含めても特別高くは感じなかったので、アマゾンで普通に購入した。
1700円ちょっと?
本がいらないなら、サイトの方から9ドル払えば受けられるっぽい。

お金稼ぎのためにリンクを貼ってみよう。
(まだCSSとかわかってない)

3章まで読めってあったので、いそいそと読み進める。

強みは人間に固有のもので、増やしたり変えることはできない。
なぜなら脳は成長しないから。
ゆえに弱点を補う試みは効率が悪いし、無駄になることすらある。
だいたいそんな内容。

少し面白かったのは、15歳以上推奨という点。
強みが定まるのがだいたいそれくらいの年齢だから、ということだ。
・・・と思っていたのだが、設問の意味がそれくらいの年齢なら理解できるはず、ということらしい。

それと、診断を始める段階で、特にいいなと思った点があったので触れておきたい。
『どちらでもない、またはどちらも当てはまると思うときは、素直にどちらでもないを選んでしまって構わない』と言っているのだ。
『なぜならそれらはあなたにとってこだわりのない部分であり、少なくとも強みではない』、ということらしい。
これによって、思う存分『どちらでもない』を選択できた。


診断結果

診断の結果、出てきた5つの強みは以下の通り。

  1. 最上志向
  2. 内省
  3. 達成欲
  4. 学習欲
  5. 着想

上から順に強い行動原理らしいのだけど、自分に最上志向があるというのはとても意外だった。
スタートアップ経営者に多いとか言ってる人もいるし。

ただ思い返してみると、『誰かができるならそれはその人に任せればいいじゃん』『なんで僕がそれをやんなきゃいけないの?』みたいな気持ちが昔から強かった。
これ、性根が腐ってるからくだらない言い訳が出てくるんだと思ってたんだけど違ったのか・・・。

あと、人の長所を見つけるのがうまいというのも、最初はピンとこなかった。
こなかったのだけど、考えてみると、今までに惹かれている人はだいたいどこかがおかしいレベルに達してる人ばかりだ。
自覚して使いこなせば、そういうこともできるようになる、ということか。

全体について考えるのは別の機会に回すが、だいたいどの部分についてもそんな感じだった。
よくよく読んでいると『そういえば、自分でそういうヤツだったかも・・・』と気付かされて、非常に面白い。


結論、面白半分だったけどやってよかった

ストレングス・ファインダー、ここまでとは思っていなかった。
正直なところ、軽く感動した。

長所と短所は紙一重、などという表現は腐るほど見ているが。
まさかそれが、自分に当てはまるとは思っていなかったので。
短所について考えたことがないわけではないけれど、ぜんぜん足りていなかったらしい。
そんなに簡単には、自分と向き合うことはできないということか。

その、簡単にはできないことができてしまうと考えると、かなりお値打ち感がある。

というわけで、最初にも書いたけど、こんな人に特におすすめだ。

  • その手の診断で『どちらでもない』を連発してしまう
  • 製作者に気兼ねして極端な選択肢を選んでしまう
  • 設問を一歩引いたところから見てしまう
  • 客観に近いところに主観があると思う
  • そのせいでたまに自分ってなんだろうってなる

どっとはらい。


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