花丸さんは星空推しなのか。

花丸さんは星空推しなのか。


4話は素晴らしい話だった。

それは疑いようがない。

だが、疑問は残る。


ざっくり言うと、花丸さんは、μ'sが好きなのだろうか?ということだ。

どのように知識と興味と感情の変化があったのか?

とも表現できる。


本誌での花丸さんは、どうやら特に知識がない状態でスクールアイドルを始め、その後で勉強している、ように見える。

もちろんそれまでにルビィのアイドル談義などで知識がついていた可能性もなくはないが。

というかそれアニメでの花丸さんだな。

少なくとも本誌でのAqoursは頑ななまでにμ’sについての言及を避けているから、わかることは少ない、というかほぼない。

それらしい片鱗が初めて見られたのは、AZALEAイラストでの肉球柄の練習着である。

果たしてその時点で、星空凛を意識しての猫なのか、というのはひとつの論点になるように思う。


ちょうど先日発売されたBD付属のSIDでの花丸さんは、とにかくルビィと一緒であることに重きを置いている印象を受けた。

このため、アイドルというものに対する引け目や、向いていない、むしろ入って良かったのだろうか、といった葛藤を抱いたまま活動をしているわけだ。

それによって、当初の花丸さんの極端な自己卑下や、総選挙での「これがもしビリ決定戦で〜」、といった発言につながっているものと思われる。


そこからだんだんとアイドルに対して理解を深め…ているのかはわからない。

が、まあ、ドラマCDでのはしゃぎぶりを見るに、特に心配することはなさそうだ。

こうして考えると、アイドルに対して順応するまでの過程は、本誌にはμ’sがどうこうという以前に、具体的な描写がないんだな。

ダイヤ様と千歌っちの勝負、なんて要素と同様、放置されているというかご想像にお任せします、な部分なのだろう。


お任せなので、アニメと似たような展開、つまりやっぱり向いてないからやめます的なやりとりがあったと考えることもできる。

いずれにせよ想像の域を出ない。



本誌の方はわからんので、アニメの方を考えてみる。


本人の発言を見ると、「ルビィちゃんと一緒に見てたら、いいなあ、って」だったか、そんなことを言っていた。

あるいはこれは、仮入部でもなんでも、とにかくルビィにスクールアイドルを始めさせるための方便かもしれない。

沼津までアイドルの本を見に来た際に何かを決意するような表情をした直後なので、描写的にはそんな感じに見える。


とにかく始めてしまえば、ルビィは1人で羽ばたいていける、そんな信頼の末の行動か。

そのために姉を呼び出し、お膳立てをしてみたりしているわけだ。

ここだけだと、花丸さんの、μ’sへの、あるいはスクールアイドルへの気持ちはわからない。

ここから読み取れる表面的なことは、この後も、ことあるごとにLWBの星空を眺めているということくらいか。

星空が、ひいてはスクールアイドルが好きだという演出なのだろうが、それが本当に演出なのか、花丸さんの本心によるものなのか。


ふえぇ…わからないよぅ…


B! LINE