順を追って考えてみよう。2

前回、るびまるの加入した経緯をPVと周辺情報をもとに捏造するという試みをしていた。

話としては、黒澤姉妹が音楽室を見てから立ち去る、シャイニーさん、プール。
この一連の流れを膨らませることで、その試みを実現しようというものだ。

ちなみに書くのを忘れていたのだけれど、プール掃除の募集云々は完全に妄想だ。
『彼女たち』の話でも、そんなことがあったなあ、と思いつつ、そうなんだろうと思うことにした。
ついでに、ダイヤさまの挨拶を聞き直して、バレエをやっていたという発言を確認した。
ザルな記憶はこれだから困る。

さて、シャイニーさんが千歌たちをダイヤさまに仕向けた、というところまで膨らませて、それからの話である。


この時点で、やはりPVの流れを見ると、ダイヤさまは描写されている一方で、ルビィに関しては特に触れられていないということがわかる。
ヨハネと花丸さんに関しても、窓ガラスのシーンからいきなりプールに飛んできているのは変わらない。
PVとしては当然だが、やはり最初は難色を示していたメンバーの加入の過程を描写する方が盛り上がる、ということなのだろう。

その方向性については異論はないのだが、それにしても情報が少ない。
当初の想定とは異なるが、妄想で補完していくしかなさそうだ。
というわけで、一年生組について、少しだけ飛躍させて考えてみようと思う。

具体的には例えば、ダイヤさまの発言に、妹が人質に取られて、というものがあった。
先はこれを照れ隠し的な表現と捉えていた。
だが、実際にそう表現すべきことが起きていたとしたらどうだろうか?

人質。
立てこもりや誘拐には欠かせない役割ではあるが、サンシャイン時空がいかにおおらかであったとしても、流石にそこまで行ったら大事件だろう。
物理的に人質に取られるようなことが起きるとは思えない。
とすると、あくまで比喩表現であると捉えるのが妥当だ。

では、そう仮定して、さらに考えを進める。

次に考えるのは、ルビィがなにをすれば、ダイヤさまが『ルビィを人質に取られた』と感じるのだろうか、という点だ。



まず、ここでいう人質は、比喩表現であるので、物理的に帰ってこないということではないことがわかる。
ということは、物理的な問題ではない以上、精神的な問題であると判断できる。
では、『精神的に人質になった』と感じるのは、どのような場合だろうか?

と考えると、分かりやすいものとしては、『自分の支配下から外れた』場合が思い浮かぶ。
要するに、『ルビィが言うことを聞かなくなった』。
そんな感じではなかろうか。
それも、恐らくは、千歌の影響によって。

千歌の影響、要するに、自分は断ったスクールアイドル部の活動だ。
恐らく、スクールアイドル部の活動を優先して、何かを破ったのではないだろうか。
破ることで姉にとって妹が自分の支配下から離れたと感じる事象は、まあ、なんでもいいだろう。
言いつけか、規則か、行事か、習い事か。
黒澤家には、破るものには事欠かないはずだ。

さて、ここまでは全て仮定の話だ。
だが、わりかし、欠落している情報と、周辺の情報とに符合しているように感じる。

まあ事実はわからんのだけれど。
だが、ルビィよりも情報の少ない花丸さんの加入までの流れを考える上では、多少あやふやでもその周りを固めるか、できない場合には少なくとも固まったと見なす必要があるのだ。

そんなわけなので、ここではルビィの人質説を前提として、次に花丸さんの加入の流れを考えていこうと思う。

キリがいいので今回はここまで。

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