はなまルビィの馴れ初め あれやこれや

妄想してみたい。

まず、なぜルビィが花丸を気にかけていたのか。
これは、まず先にルビィの側に何かあったのではなかろうかと考えた。
というのも、二人の性質的に、引っ込み事案のルビィがなにかした、というよりは、世俗に疎い花丸が無意識に何かをしてしまう(そしてそれは図らずもルビィを喜ばせた)、という方が自然に感じたからだ。

例えば入学直後に、権力者の娘ってことでよそよそしい態度を取られていたところ、特にそんなことは気にしない花丸に普通に扱われて嬉しかった・・・とか。

国木田と黒澤だから席も近いのでは?
ルビィが当てられて困っているとき、何の気なしに助けた・・・とか。

そんな感じで恩を感じていたものの、なかなか礼を言う機会に恵まれず。
そうこうしているうちに席替えとなり、目の悪い花丸は前の席に移されてしまった・・・とか。

変な名前つながりで親近感を抱いていたというのもあるかもしれない。


さて、そうすると次は、ルビィはなぜ一念発起して花丸を引っ張ろうと思ったのだろう?
ということが気になってくる。
それはまあ、花丸が困っていると感じたからではあろうが。
なにかしらのきっかけがあると考えるべきだろう。
班分けのあとに、露骨に他のメンバーとの会話がなくなったとか?
なにかしらのクラスの流行に、一人だけついていけなかったとか?
それに関連して、ルビィの「マルちゃんは他の難しいことを知っているし、その方がすごい」という発言があったのかもしれない。
花丸としては特に気にしていなかったり、気がついていなかったのかもしれないが、ルビィが花丸の寂しそうなことを看破したとか、いつも見てたからわかると言っちゃうとか、ありがちではあるがいいものだな。


さらに、そのあとの二人の関係も気になる。
これについてはルビィと花丸の認識の相違も問題となるような気がする。
彼女たちはお互いにお互いを立て合っているわけだが、これは高度なすれ違いによる勘違いが大きいのではないか。
そんな気がしている。

花丸の認識では「連れ出した」瞬間のルビィは満面の笑みだったが、ルビィの認識では悲壮な決意のもとに行動したつもりだったかもしれない。
この場合には、花丸はルビィのおかげで楽しいと感じている一方、ルビィは花丸の楽しそうな様子に、すごい、もう馴染んでる、やっぱりおせっかいだったのかな・・・
なんて思ってたりするかもしれない。

馴染んでる、って言った程度には、やはり件の、ルビィがなんとかしようと思っていたのは、友人関係の問題なのでは? と考えている。
問題というほどのことではないかもしれない。
花丸とルビィという親しい間柄でも認識に齟齬が出る程度には複雑で、それ以降、その誤解を誤解と思わず、その認識を正そうと思わない程度には些細なことのはずだ。
あるいは、すでに解決している、蒸し返すのが恥ずかしい、などの理由があるだろうか。

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