今更すぎるけどまちカドまぞくの面白さに気付いたので書いて殴る
まちカドまぞく/伊藤いづも
きっかけはmonoを読むために購入した雑誌、「まんがタイムきららキャラット」に本作品も掲載されていたことでした。
MOTTAINAI精神で一通りは目を通しつつ、そんななかで「へー、これが例のアレ のアレかー」などと思いながら読んでました。
掲載されている最新話は当然ながら話も佳境に突入し始めている?状況で、ぶっちゃけ何を言ってるのかはわからなかったです。
シャミ子?がなんか虫取り網を振り回して、濡れたプリント用紙を回収したあとのような場面でした。
まじで意味がわからんかった。
でもなんか面白かったんですよね。
テンポ感とか、セリフ回しとか、キャラデザとか、コマの描き込まれ具合とか……いろいろと好みでした。
琴線に触れるというやつでしょうか。
単にアニメ化されているという情報から一目置いていただけかもしれません
2巻まで読んだりアニメを見たり
そしてさらにそんなとき、ちょうどアニメが再放送されており、見る機会に恵まれました。
アマゾンだと有料配信ですね……無能!
さらにアマゾンのプライム会員ならPrime Readingで2巻まで読めることにも気付き、読んでみたりしつつ。
※Prime Reading・・・Amazonが指定している対象書籍限定の図書館みたいな仕組み。プライム会員なら標準装備のスキル。
着々とまぞくの洗脳工作にハマっていき、
気付けば最新6巻まで買ってしまいました。
これで買ったと思うなよー!(買った) pic.twitter.com/TekkFoziyB
— くにきだはなま☆ルート (@takoyaki_dead) September 13, 2021
アマゾンはかしこい通販サイトですね……。
買った本をもう一度買いませんかとかおすすめしてくるけど……
続刊が気になってチラ見しにいったらまんまと釣り上げられてしまいました。
まちカドまぞくの魅力
テンプレ的ではありますが、特に気になった部分をあげつらってみんとします。
シャミ子の胸がでかい
とりあえず、シャミ子……おっぱいがおおきいですよね……。
これは見逃せないポイントだと思います。
おっぱいはさておいても(?)、シャミ子のキャラクター性が非常に魅力的だよねという話です。
ちよももも似たようなこと言ってました。
健気でかんたんに丸め込まれるちょろまぞくではあるものの、きらら補正によって良好な人間関係に恵まれる……という、ヲタクの好む理想的なやさいせいかつ。
あとはちよももが言ってたとのは違う気がしますが、ちよももとの関係によって描かれるシャミ子、主に涙目だったり悔しがったり、も非常にかわいいですし。
さらにはシャミ子が悪いんだよが生まれるに至った、唐突に差し込まれる百合的ラブコメ展開のなかで、照れてみたりすねてみたりするいじらしいシャミ子。
あとかんたんに闇堕ちする程度の能力を得たちよもも。
ふたりのいじらしい関係がとても良いです。
ところでシャミ子の胸に話を戻すんですけど、アニメだと走ってるシーンで胸と角が重そうだな……大変そう……みたいな気持ちになりますよね?
妙に癖になるセリフまわし
まちカドまぞくを好きになったポイントのひとつに、この台詞回しがあると思っています。
なんか言い回しが独特なんですよね……。
だからこその「桃が言ってないはずがない」と多くの人が感じた「シャミ子が悪いんだよ」なのでしょうし、シャミ子の決め台詞?である「これで勝ったと思うなよー!」も使い古された表現のはずなのになぜか印象深いです。
あとは良ちゃんも好きです。
「本で見た、良そういうの本で見たよ」とか「良いわく」とか、この子もなかなか独特ですよね。
シャミ子をお姉と呼ぶのもかわいい。
どこぞのシンカリオンを思い出します
こげつきまぞくだのゆきだるまぞくだのと様々な言葉遊びも登場し、声に出して読みたい日本語じゃないですけど、とにかく耳に残る、パワーワードというほどではないけれど印象的な言葉が多く登場して記憶に残るんですよね……。
きりがないんですけどちよももがシャミ子を罵倒するワードも好きです。
「シャミ子はおバカさんなのかな」とか。
まじできりがないのでこのへんにしておきます。
伏線の張り巡らされたストーリー
最後にストーリーについても触れておきたいのですが。
いやこれ、日常系4コマだと思って油断してました(失礼)けど割とお話がしっかりしてますね。
ヨシュアさんの話なんかは驚くキャラと一緒に「ええええええ!??」ってうめいちゃいましたし、桃の……あ、これはやめておきます。
伏線がどうこうって話、例を挙げずに説明するの無理ゲーでは?
具体例は出せませんが、とにかくもともとの話自体が面白い(説得力皆無)ので、ただのラブコメだと新キャラが登場するたびに「テコ入れは良いからあの2人の話を描いてくれよ!」みたいな気持ちになることがよくあるんですよね。
でもまちカドまぞくではそういうことがありませんでした。
新キャラが出てもずっといちゃついてるからだろという話は無きにしもA-RISE
感覚的にはラブコメ要素はメインではなく、魔法少女+きらら系の日常ものにスパイスと呼ぶにはあまりに大きいラブコメ要素がときたまぶっこまれるという感じなので、なくてもあまり気にならない、もちろんあったらあったで嬉しい、みたいな具合にラブコメに対するハードルが下がっているところもありそうです。
また、新キャラにしても別に恋のライバルな関係はなく、ラブコメ要素は桃とシャミ子のあいだにしか発生しないので変にやきもきせずに読めるというのも大きいのかもしれません。
最終的に「あの2人がかわいいのでオッケーです!」みたいな気持ちになってきますが、結局何が言いたいかというとまちカドまぞくおもしろいよというだけです。(雑)
結局、コマの描き込みとテンポ感が好き
そしていろいろと書きましたけど、結局ここに落ち着くというオチがあったりします。
4コマ漫画ばかり掲載されている雑誌を何号か読んでみて思ったんですけど、ただの日常系4コマと一口に言ってもいろんな作品があるんだなと。
あたりまえといえばあたりまえですが。
わかりやすいところでは、描き込みが多くて読むのに時間がかかる作品もあれば、ぱらぱらーっと流し読みするように読める作品もあるとか。
絵自体の上手い下手とかももちろんありますし、コマに描かれるキャラの大きさや、キャラ自体の頭身の違いなど、自分が気になるポイントが炙り出される感じがありました。
普通の漫画雑誌だとコマ割りからしてまったく違うからそんなこと考える余裕はないんですけど、ぜんぶ4コマだからどうしたってフォーマットの違いに意識がいっちゃうんですよね。
おなじ4コマでも作者によって線の太さが違うとか。
そんななかで、やっぱりアニメ化が決まるような作品は品質が高いなあとか思ってしまったり、
雑誌の前半に載ってるのはみんなそういう作品ばかりで格差を感じるところがあったりなかったり。
だいぶ話が逸れましたが、そんななかでも4コマとしてまちカドまぞくはかなり好みに食い込んでくる作品でした。
つってもこれが他の要素からくる好きに引っ張られた屋烏之愛的なものという可能性も十分にありそうなんですけど……。
そんな感じde
まちカドまぞく、2巻まではプライム会員は無料で読めるので!
読もう!(ごりおしまぞく)