あfろ先生のmono。ゆるキャン△を読み切った勢いで手を出してみたんですけど

え、めちゃくちゃ面白いんですけど……?

mono/あfろ

芳文社出版。
2巻が今年の春に出たばかりです。

連載はまんがタイムきららミラクを経て、現在はまんがタイムきららキャラット。
どっちもよく知りません

恋する小惑星とかNEW GAME!とかキルミーベイベーとか連載してました。
ここで連載してたんだー、へーってなりました。

どんな話?

さておき、monoに話を戻しまして。

基本的には同じ作者だなあとしみじみできる程度にはゆるキャンとだいたい同じことをしてます。
山梨近隣の観光スポットを可愛い女の子が巡る話です。
どっかの山梨出身のヲタクがこんな可愛い女の子いねえよみたいな夢のないことを言ってましたが夢を壊さないでください

差別化のポイントとしてはゆるキャンはキャンプそのものが目的ですが、こちらはキャンプをすることはあってもそれはあくまで手段であるというところでしょうか。
(ゆるキャン自体もキャンプで何をするかが重要という話がありましたし、そういう意味ではゆるキャンでもキャンプは手段なのでしょうが)

じゃあ何が目的なの?
というと、カメラでの撮影が主な目的です。

なおカメラと言っても普通のカメラではなく、表紙で黒髪の女の子が掲げているような変わり種です。

こういうのですかね。
けっこうな値段のため、作中ではオークションで入手してました。

あとは超小型のアクションカムとやらも出てきます。

クセになる風景画

ゆるキャンと同様に山梨近隣の観光地巡りが主体となる作品なので、やっぱり風景がよく描かれています。

そして主人公(さっちゃん)の持っているカメラが全天球カメラなこともあって、ゆるキャンでは移動中にちょいちょい描かれる程度の画面端が歪んだ風景が様々な場面で描かれます。

特にコミックス巻頭では本編未公開映像!と言わんばかりに全天球カメラで撮影したようなイラストが数ページに渡って収録されています。
撮影しているのもさっちゃんだけでなく、撮影者が次々に入れ替わっているため推しが別のヲタクにも安心。

ともあれ、あのイラストに中毒になっているとなかなか幸せになれます。

ひと味違う女の子たち

商業で似たような作品を描いている以上は当たり前といえば当たり前なのですが、キャラクターに関してはゆるキャンと被らないように作られています。

なので、ゆるキャンは好きだけどいまひとつ好きになれるキャラがいないというヲタクは、もしかすると好みのキャラを見つけられるかもしれません。
アルパカがそうでしたってだけで、サンプル数1なので当てにならないかもしれませんが。

逆にキャラが好みって理由でゆるキャンを見てる人はあんまり楽しくないかもしれません。

そんなかんじで

monoについて書いてみました。

ちなみに1巻ではゆるキャンの聖地巡礼なんてセルフパロディをぶち込んできたり、それ以外でも見覚えのある観光スポットを別の切り口から描いてみたりと、ちょいちょいゆるキャンに仕込みきれなかったネタの供養と思われる展開があったりします。

そんなわけで、ゆるキャンの関連書籍のつもりで読んでも楽しめるはず。
原作が好きならおすすめできる作品です。

補足 3巻が待ちきれない人へ

まんがタイムきららキャラット本誌を買いましょう。
電子版は一月遅れで配信とかいう糞制度を導入しているヘイト稼ぎに余念のないコミック誌ではありますが、最近は漫画を売ってるんじゃなくて人気投票のチケットを売ってるんだ、みたいな気持ちになって耐えています。
ついでにアンケートも送りましょう。

ちなみにちょいちょい休載しているので、収録号を調べてから買うほうがよいです。

2021年7月現在のコミックス未収録回はアルパカが見た限りではこんな感じのようです。
(そっとアマゾンアフィリンクを貼ってます)

かき氷編

202009
202010
202011
202012

映画編

202101
202103 ※ゆるキャンコラボ回も収録
202104
202105

アニメ化編

202107
202108

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