職場の怒鳴り声対策に耳栓の使い方を学んだのでメモ

耳栓。

したことってあります?
普通に生活しているだけだと、あんまり関わることはない気がします。

そんな必要にならんよね。

僕も最近まではそっちサイドの幸福な人生を送っていたんですが、最近ハズレくじを引き当ててしまいました。

パワハラというか、普通に人格否定的な言葉が飛び交っているのが純粋に不快なのとけっこうな大声で話すので、気になってしまうとまったく作業が手に付きません。
あくまで「発達障害気味」なので、毎回そんな感じになるわけでもないんですけどね。

ただ、毎回じゃないというのも厄介なところで。
あんまり気にならないときは、「あ、あれは気のせいだったのかな?そんなに気にしなくてもいいのかな?」とか、古き良き糞ジャップの習性でスルーしちゃいがちなんですよね。

すでに動悸が家でも収まらなくなって薬に手を出したりしているので、もう立派によっぽどのことになっているような気がするんですけど。

そんなわけで耳栓。

一回、どうしても急ぎで作業しなきゃいけないってときがあって、でもそんなときに被せて職場の騒音が始まってしまったときがありまして。

そのときはたまらず、カナル型のイヤホンで音楽を聞き始めました。

割と職場もオールドタイプの職場なので、仕事中に音楽を聴くなんてそもそも選択肢としてありえないくらいの雰囲気なんですが意外に何も言われず。

まあ、見えないところで査定的な何かは下がっているのかも知れませんが。

とはいえそんなことをしないで済めばそれに越したことはないわけで、そんな感じで止むに止まれぬ事情から、耳栓というものを試してみることにしました。

いろいろありすぎる。

そして例によってぶち当たるこの問題。

何を買えばいいんだ……? という。

そもそも、以前に飛行機に乗ったときにもらった耳栓くらいしか持っていない自分。
遮音性なんて最低限ですし、良いものだとどれくらい音が遮れるの?
なんてこともわかりません。

というわけでいろいろ見てみたのですが。

耳栓と一口に言っても、いろいろな種類があるようですね。

工場や工事現場で耳の保護に使う、大きな音から守りつつも指示や警告など人の声は聞こえるタイプ。

寝るときに使う、隣や上下の階から聞こえる生活音は遮断しつつ、子供の高い声は聞こえるタイプ。

ライブとかで使う、音楽は普通に楽しめるけど耳に害のある大きすぎる音は小さくできるタイプ。

などなど。
もちろんそういった特殊な状況を気にせず、とりあえず耳をふさいでおけみたいなものもたくさんあります。

無音になるわけではない。

とりあえず耳栓を調べてわかったのは、あくまで音を小さくすることだけで、完全な無音はなかなか難しいようです。

レビューとかを見ていても、今まで聞こえていなかった高い音が聞こえるようになってかえって気になり眠れなくなった……みたいな本末転倒感にあふれるものもあったりして。

そのへんはいろいろ試してみるしかないのかな?
という感じです。

あと、素材によるところもあるようですが、一般的な指で押しつぶして耳に入れるタイプだと個体差があることもあるとかどうとか。

そもそも数ヶ月くらいで寿命がくるらしいので、そのへんは割り切って使うしかなさそうですね。

お試しのやーつを購入。

というわけで、冒頭にもしれっと載せたこれを買ってみました。

amazonで400円で8セット入り。

現状、当たり外れがありつつ、当たりについては満足行く性能を感じています。

ハズレについてはおそらく個人的な耳の形状の問題かな……。
右耳だけなんですが、短いやつだとしっかりはまらないんですよね。
普通のイヤホンとかしてても、右耳だけ異様に外れやすかったり。
カナル型だとそんなことがないので、入り口だけガバガバなんでしょうね。

なので長めのやつを奥まで入れる(意味深)必要がある……のですが。

耳栓というのが入れ方にコツがあり、その入れ方がいかに重要かというのを思い知ったというここからが本題です。

入れ方が重要。

とにかく重要です。

前述した長めのやつだとなおのこと、耳の穴にスルッと入ってくれないと意味がありません。
なんかあんまり効果ないなー?と思って一旦抜いてみると、まったく耳に引っかかる感じがなく抜けてしまい、よく見ると中で折れてちゃんと入っていなかったり。

なんか全体的に(意味深)ってつけたくなる表現が乱舞しますねこの話題

ただ逆に、しっかり入るとそれはもうまったく何も聞こえなくなります。

怒鳴り声だけはかろうじて耳栓を突破してくるのでアレなんですが、人から軽く呼びかけられたくらいだとまったく反応できません。

ちなみに怒鳴り声が聴こえてくる場合は軽く音を出しながら息を吸うことでそれ以外の音が聞こえなくなります。

正しい入れ方。

というのがあるらしく、購入した耳栓にも説明した紙が同封されていました。

といっても入れるときに耳を引っ張るというただそれだけなんですが。

耳の穴というのはそのままだと中で曲がっているので、それを真っ直ぐにする必要があるとかどうとか。

曲がっていると言われてもどう引っ張れば直せるんだよ、と思わないでもないですが試行錯誤の後に正解に辿り着きました。

これ、あれです。
個人差があるから正解はないです。

傾向的に、耳を後ろとか上に引っ張るといい感じっぽいですね。

入れてみた感想。

で、これ。
最初はちょっと痛いです。

耳掃除で耳かきを入れすぎると少し痛かったりしませんか?
「あっ、いまアカンところまで届いてる」みたいになるやつ。

長めのタイプの耳栓だと、先端がそのあたりまで届きます。
で、「水見式という方法が あっ最も簡単で あっあっ」みたいな感じになります。

おっさんという種族だと体の奥に何かが届くという経験は味わえませんので、なかなか趣深かったです。
どうしても表現が下の方に行きたがってしまいます

いずれにしろ、何回かやっていると慣れてきますし、そもそも耳栓自体が柔らかい素材なので危ないということはありませんのでそのへんはご安心ください。

そんな感じで。

というわけで耳栓を買ってみた&着けてみたという話でした。
長めの耳栓をちゃんと入れたときには「嘘……そんなところまで!?」みたいな薄い本にありがちな表現を自分がすることになるとは思わず若干感動したりもしつつ。

とはいえ実際に耳栓がうまく効果を発揮したときの遮音性はかなりいい感じだったので、気になる方はお試しで買ってみるとよさそうです。
いろんな形があるので、自分に合う合わないの判断もしやすいはず。

ちなみにですが、僕が買うとすればこれかな。
Yahooで17円とかで売ってる……。

さらにちなみにですが、「100均で売ってるやつでも十分だった」みたいな話も見かけたりもしました。

試すならまずはそのへんからでも良いかも知れません。

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