グラブルとROにおける略称文化の違いについて考える

そういえばなんか違うなって思ったんですよ。

葱とか魚とか蟹とか。

これ、なんだかわかります?

特定のMMORPG**(というかRO)**をやられてた方ならわかるかと思うのですが、これらは職業の略称です。

葱:チェイサー
魚:ウォーロック
蟹:メカニック

そんな感じ。

面白いなと思うのが、グラブルにも同じ名称はあれど異なる略称になる。

あるいは、まったく略称めいたものが存在しないという点です。

そんな略称についてちょいと考えてみました。

違いそのいち。職の使い方が異なる。

メカニックもチェイサーもウォーロックも、グラブルとは異なりROではパーティプレイに必要とされる職です。
いやまあグラブルではチェイサーは職じゃないですけども。

一方でグラブルでは、メカニックもウォーロックもソロプレイ向けの性格が強いです。

むしろ、野良でMVPをかっさらっていく職というイメージのほうが強いんじゃないでしょうか。

なので、そもそもこれらの単語を使う必要がない、というのがありそうです。

あるいは、必要ないが故に略称が浸透しないという鶏卵問題的な面もありそうですが。

違いそのに。募集の仕方が異なる。

ROでは臨時のパーティ募集の際に、チャット機能を利用します。
そこで外から見える情報は、文字数制限付きのチャットタイトルのみです。

この文字数が結構短いため、必然的に略称が用いられることになります。
募葱 現蟹魚ABとかそんな感じで。

グラブルにおいても、そこは似たような状況です。
共闘やマルチの募集で表示できる文字数は上限がありますよね。
そういう意味では、似たような環境ではあります。

ただし、グラブルには「野良」が存在します。
事前に決めずに募集をかけても、普通に集まってしまうわけです。

なので、あんまりちゃんと面子を集める場面がありません。

もちろん中にはちゃんと集めてる人もいるとは思うんですけど、やっぱり大多数は簡単な野良に流れがちです。
共闘でもきっちり内容を書いている人は稀ですし。

それでも集まってしまうんですけどね。
集まったとしても「たまたま一緒に戦っているだけ」という意識が強く、スタンプでの挨拶すら交わされないことも珍しくありません。

要するに、募集するという概念そのものが異なっているんですよね。

そんな状況だと、やはり暗黙知というか、共通認識が生まれる土壌がないのでしょう。

違いそのさん。海産物が豊富。

これは蟹に限った話なんですが。

メカニックが蟹って言いますけど、グラブルでは蟹って普通に蟹なんですよね。
なぜか海産物のネタが豊富……というか、普通に敵で蟹がよく出てきますし。

もちろんROでも敵として蟹は存在しますが、積極的に狩る対象ではないので影は薄いです。

なので略語としての蟹が使われにくいのかなーとか。
そんなことを思ったりなんなりしました。

あるところにはある。

そんな感じで略称が浸透しないと言ったグラブルですが。
自分も勉強中の身ではありますが、それでもあるところにはいろいろと略称が存在するようです。

ROに比べると自由度が低いというかやれることが決まっているので、ある程度はテンプレ化されてますけどね。

たとえばスライム爆破。
APを持ち寄りで一時間ずつ交代で自発するために、その順番を決めるのですが。
その際のチャットでは、もはや数字しか使われません。

あるいはアルバハHL。
ついさっき知ったのですが、トールが「ト」としか書かれないんですね。

誤解の余地が生まれず、需要が常に発生する場面ではやはり略称は定着するんだなと感じる部分です。

ちな葱。

ROやってた人でも、たまに「なんでチェイサーがチョイサーとか葱とか呼ばれてんの」という人がいたりします。

というか普通は気になっても調べるほど暇じゃないのでしょうけれども。

これについてはチョイサーという機械があって、どうやらそこかららしいです。

ROだとチェイサーなので、なんでやねんって話なんですけどそれも含めてネタなんでしょうね。

ちなみにグラブルだとチョークチェイサーだから綺麗にチョイサーって略せます。

なので、葱という呼び名はむしろ浸透してしかるべきでは?と思ってるんですけど。

それでもまったく浸透しないというかそう呼んでいる人を聞いたことすらありません。

それ以前にチョークやチェイサーが話題に上がっている場面も見かけないので、やっぱり略称が浸透するにはそのための土壌が大事なんだなあと思った次第です。

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