気功革命を読んで気功を始めてみました【オカルト?】

気功革命

……とかいう本が、AmazonのPrime Readingで無料で読めたので読んでみてます。

気功で革命というといまいち何言ってんだこいつという感じではあります。

そもそも気功という時点で何言ってんだこいつという話もあるかもしれませんが。

何が革命的なのかというと、『効果が即座に実感できる』方法を集めたという点で革命的なのだとか。

この本は、現代に生きるみなさんのための気功の本です。そして現代に生きるみなさんのための気功の本として、これまでになかった三つの「気功法の革命」を取り入れました。その三つというのは「時間」と「方法」と「考え方」です。

ここの時間・方法・考え方という点を見直すことで、これまでの気功の効果が出にくいとか効果が出るまでに時間がかかっていたという問題を改善したらしいです。

要するに、即効性の高い方法を集めた、手っ取り早い初心者向けの気功を提唱してる本、ということですね。

気功というものをそんな魔剤みたいな扱いをしていいものなのかという気持ちにはなってきますが、余計なお世話というやつでしょう。

それにしてもどんどんオカルトに染まっていくのを感じます。

オカルトとはいうけども

とはいえ、オカルトオカルトとネタっぽく言ってはいますが。

そんなオカルトありえません!

なんてセリフも世の中にはあるわけですが、まあサンゲイジングとかしてるんで僕に関してはありえないという意味ではオカルトという言葉を使っていないです。

拳児とか好きですし。

個人的には超科学……というか、単に現時点でよくわかっていないことなんていくらでもあると思ってます。

水素水とかがわかりやすいところでしょうか?

詐欺に使ってる人がたくさんいるのは間違いないのでしょうけど、詐欺が多いことと効果があるかは別の話のはずです。

詐欺が多いからというだけでありえないと決めつけるのは、パンを食べたことのある犯罪者が多いからパンを食べてるやつはみんな犯罪者だみたいなジョークと同じようなことを大真面目に言ってるようなものですよね。

そもそも効果のあるなしなんて、理屈は(否定してる人たちはわかってるのかもしれませんけど)僕はわからないです。

なので「水素が人体に影響ない」という話も「水素が人体に影響ある」という話も、どちらも同じくらい信じられるし、同じように信じられません。

わからないんで。

まあ、どうでもいいんですが。

気功ってなんなの?

そういえばそもそも気功って何?
という話もありますね。

本書では、気を黒字にする方法、とされています。

 現代人のほとんどは気の赤字状態に陥っています。気の赤字というのは持って生まれた元の気を減らして生きているということです。病気の多くは気の赤字によって起るのです。
 これから始める気功は、みなさん一人一人が自分で実践して自分の幸せをつかむための方法です。それにはまず、気を黒字にしなければなりません。
 気を溜めて黒字にすると、例えば自然治癒力が高まり、病気などの悪い個所が直っていきます。そして病気になりにくい体質を作っていきます。また、気功法は脳の活性化にも大変いい効果があります。さらに気功法は心と体のバランスを整え、活力がありながら穏やかでいられる状態を作り出していきます。気を黒字にすると悩みや不安がなくなり心の状態が安定します。マイナスの発想は、気の赤字の状態から来るものだからです。

人間は普通に生活しているだけで気を使っている。
減った気は、外から取り入れる必要がある。

自然の中でなら、減った気のぶんは周囲から良い気が補充されやすい。
でも都会でストレスにまみれながら仕事をしている状況だと、悪い気、邪気が補充されやすい。

邪気は体内に溜まり、気の巡りを悪くする。
気の巡りが悪くなれば、ただでさえ少なかった良い気がさらに入ってこなくなる……。

とまあ、だいたいそんな感じで「だから気功で邪気を体から追い出して、気を黒字にして生きていこう」というのが本書の主張ですね。

邪気がどうこうというのはよくわかりませんが、少なくとも森林浴なんて言葉がある程度には、自然には何かしらの良い影響はあって、都会にはそれがない……のかもしれません。

知らんけど。

手を振って、屈んで立って、お腹を押す。

現在は、徐々にレベルアップしていくという本書の内容の最初の方を実践している状態です。
やっていることは上に書いたとおり、手を降って気功の準備をして、屈んで立って気を集めて、お腹を押して気を収める。
そんな感じ。

ちゃんと書くと、
『体内の気を循環させる、溜まった邪気を発散させる泄法しゃほう』とか
『周囲の外気を体内に取り入れて邪気を発散させる補法ほほう』とか
いろいろあるみたいですが。

せっかくなんでそれぞれについて軽く説明してみます。

手を振る。

甩手せいしゅとかいう方法。変換できない……

肩の力を抜いて前後に手を揺らします。
反動で体も少し前後させます。

それだけです。

本書には、

甩手は体の中の邪気を出し、気功の雰囲気を作っていく

とかなんかかっこよさげなことが書かれてますが。

こういうことですかね……?

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実践してみると、指先がじーんとしてきます。
そうなると効果が出ているとか本書には書かれているのですが、間違いなくこれは血液が集まって血管が膨らんでいるだけですね。

まあ、一部の健康法でも、逆に手を上げて揺らすことで古い血液を戻してうんぬんとか言ってるものもありますし。

手足など、末端の血管の血流をどうこうするのは人体への影響がなにかしらあるんでしょう。

知らんけど。

昔の人は、そういった現在の科学でも証明できない人体の機能をどうにかして見つけ出して、それを体系化した。

精一杯好意的に解釈するとそんな表現ができるのかもしれません。

屈んで立つ。

站桩法たんとうほうとかいう、拳児で見たことある!ってなるやつです。

「桩」は「椿」ではなく「樁」の異体字 (簡体字) です。
右旁が[春]ではなく[舂]です。

スクワットの途中?みたいな格好で立ちます。
軽くでOK。
目と膝とつま先が垂直に並ぶようにします。

で、脇を少しだけ広げて手を前に出します。
お腹に抱えたボールに手を乗せるような感じですね。

イメージとしては、上腕と背骨をハンガーにして、体を吊るしてシワを伸ばす……とかなんとか。

その体勢のまま、外気がボールのあたりに集まる……とイメージしてると、本当に手に弾力感を感じられるようになってくると。

らしいっていうか、これ、わりとすぐに感じられました。
手と手の間には何もないはずなのに、片方の手を押し込むともう片方の手に圧力を感じるんです。

妄想かもしれません。

 気のボールを実感できるようになると、気功の楽しさに一歩近づいたことになります。

気功の楽しさに一歩近づいたんですね(ポプテピピック)

ただ、それだけでも「ラピュタは本当にあったんだ!」みたいな気分になるのは確かです。

あとどうでもいいんですが、サンゲイジングついでに道端でこれをやってるとめっちゃ視線を感じます。
一回子供に指さされました

お腹を押す。

最後、これはすぐに終わります。
収法とかいう名前です。

感じた気のボールをお腹の中に入れて、お腹をなでます。
なで方は右回り3回、左回り3回……とか、右回り36回……とか、いろいろ方法があるみたいです。

種類がありすぎて、もはやなんでも良いのではみたいな気分になってきます。
さきほどのラピュタを見つけたような気持ちがどこかに吹き飛んでいきます。

実際のところ、この手順もいろいろ種類があって、流派によってはそもそもこの手順を行わないなんてものもあるみたいなんで、やっぱりなんでも良いみたいです。

ただ初心者のうちに効果が出やすい方法があるのも確かなようで、それが先の方法ということですね。

他にもいろいろあるみたい。

とまあそんな感じで、気功革命という本の紹介ついでに自分の学んだ気功の基本やらなにやらをつらつら書いてみました。

ほんとに気のボールの感覚は面白いんで、気になる人はやってみてください。
Amazonプライム会員なら無料で読めます。

基本の手順だけでも効果は十分にあるということで、これ以降も体を動かす気功とかいろいろ紹介されてるんですが今のところ同じことばかりやってます。
腕を振る甩手は肩こりにも効くということらしいので、そんな目的も兼ねて。

まあ、甩手が肩こりに効くのは単純に腕を振る運動の結果であって気功関係ないのではとか思ったりもしますが……。


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