【dd5e】マジックユーザー的、選択ルール特技考察。
選択ルール「特技」
第6章:カスタマイズ用オプション(P.163)で記載されているルールです。
レベルアップにともなう能力値上昇を放棄することで、代わりに1つの特技を取得することができます。
取るかどうか考える。
dd5eのキャンペーンが続き、とうとう4レベルに到達した我らがパーティ。
通常ならば能力を上昇させてボーナスを増やし、命中率を5%上昇させれば十分なのでしょう。
が、うちのソーサラーは自分をウィザードだと思いこんでいる関係で魅力が低く、攻撃能力をマジックミサイルやシャターといった確実に当たる呪文に頼っています。
そのため、あんまり能力上昇に興味がないんですよね。
じゃあ、特技を取ってみるのもいいんでない?
ということで、どんな特技があるのかを見てみようと思います。
どんなのがあるか
まず特技一覧を書き出してみます。
- 癒し手・・・治療するときにボーナスを得る
- 運動選手・・・すばやい
- 鋭敏なる頭脳・・・かしこい
- 大業物の使い手・・・追加攻撃、追加ダメージ
- 影に潜む者・・・かくれやすい
- 観察眼・・・読唇術とかできる
- 儀式発動者・・・儀式タグの呪文を使える
- 技術習熟・・・すごい習熟する
- 騎乗戦闘者・・・カゼ◎
- 機動力・・・はやーい!
- 強運・・・追加ダイスロール
- 凶暴な戦士・・・ダメージを出しやすい
- 組み技の達人・・・つかんでいると攻撃にボーナス
- クロスボウの達人・・・カブトワリ
- 警戒・・・めっちゃ警戒する
- 軽装防具習熟・・・習熟する
- 激励する指揮官・・・カリスマ
- 元素の達人・・・バサラ
- 語学の才・・・語学とか暗号に長ける
- 酒場流喧嘩殺法・・・即席武器が趣味的武器になる
- 射撃の名手・・・カブトワリ
- 重装防具習熟・・・習熟する
- 重装鎧の達人・・・タツジン
- 守護戦士・・・ログホラ思い出す
- 呪文狙撃手・・・なんか狙撃がうまい
- セーヴ習熟・・・習熟する
- 戦場の術者・・・呪文集中維持へのボーナスとか
- 壮健・・・頑丈
- 盾の使い手・・・シールドチャージ
- ダンジョン探検家・・・罠や隠し扉へのボーナス
- 中装防具習熟・・・習熟する
- 中装鎧の達人・・・タツジン
- 追加hp・・・頑丈
- 突撃者・・・オールドワールド出身かオオサカ出身になる
- 長柄の使い手・・・タツジン
- 二刀の使い手・・・
同性にアプローチできる - 武器の使い手・・・すごい習熟する
- 魔道士退治・・・魔法使い殺し
- 魔法のたしなみ・・・すごいたしなめる
- 守りの決闘術・・・かたい
- 役者・・・ペテン、ものまね、音真似へのボーナス
結構ありますよね……。
後半はネタ切れしてました。
改めて見てみるとしれっと追加攻撃とかできる特技があったりして興味を惹かれます。
この辺を取得するのを前提にキャラクターを作っても面白そうです。
とはいえひとまず魔法使い向けの特技を見ていきます。
魔法使い向け特技
抜き出すとこんな感じです。
- 儀式発動者
- 元素の達人
- 呪文狙撃手
- 戦場の術者
- 魔法のたしなみ
他、クラスに対応する能力が上がる特技も一応選択肢に入るかもしれません。
知力なら鋭敏なる頭脳、観察眼、語学の才、セーヴ習熟。
判断力なら観察眼、セーヴ習熟。
魅力ならセーヴ習熟、役者。
また、強運は『相手の攻撃ロール』を振り直したりできるので、あると嬉しいかもしれません。
儀式発動者
儀式タグの付いた呪文を儀式書に記載して使えるようになります。
呪文の種類が単純に増える、通常はクレリックとドルイドしか使えない儀式発動ができるようになるという利点が得られます。
儀式発動というのは、発動時間が10分長くなる代わりにスロット消費なしで呪文を使えるようになる発動方法です。
どんな呪文が使えるのかは儀式呪文の記事に書いたのでそちらも参考にしてみてください。
元素の達人
特定のダメージ属性を与える呪文に対して、以下のボーナスを得ます。
- 抵抗(P.197、ダメージを半分(端数切り捨て)にする特徴)を無視する
- ダメージダイスの1の目を2として扱う
この特技は、ダメージ属性ごとに別の特技として取得することができます。
呪文狙撃手
攻撃ロールが発生する呪文に対して、以下のボーナスを得ます。
- 射程2倍
- 3/4までの遮蔽を無視
- 追加で初級呪文を1つ習得
戦場の術者
以下のボーナスを得ます。
- 精神集中維持のための耐久力セーヴへの有利
- 手が埋まっていても呪文の動作要素を満たせる
- 機会攻撃の代わりに呪文が使える
魔法のたしなみ
ウィザード、ウォーロック、クレリック、ソーサラー、ドルイド、バードから1つのクラスを選択します。
以下のボーナスを得ます。
- 選択したクラスの初級呪文を2つ習得
- 選択したクラスの1レベル呪文を1つ習得し、大休憩を取るごとに1回発動できる
この特技で習得した呪文の能力値修正は、選択したクラスのものを利用します。
考察してみる
してみます。
基本的にソーサラー視点ですので、他のクラスだと評価は変わるかもしれません。
儀式発動者
儀式呪文の記事でも書いているので詳しくは割愛します。
呪文選択の幅が狭いソーサラーとしては、単純に選択肢が増えるので便利そうだなと感じます。
使ってないので便利かどうかはわかりません。
元素の達人
特定のダメージ属性に特化した呪文取得をしている人は使い勝手が良さそうです。いるのかそんなやつ
該当する呪文一覧を作成してみましたが、取るなら火属性が良さそうです。
ダメージダイスの底上げ効果は多くのダイスを振る呪文だと効果が高いわけですが、ソーサラーだと呪文修正で振り直しできるんですよね。
若干微妙です。
でも抵抗無視は嬉しいですね。
ただ、抵抗を無視できるから〜と属性を一本で固めていると、完全耐性で詰むんですけどね……。
呪文狙撃手
射程って、あんまり問題になることはないですよね。
恩恵は薄そうです。
1/2遮蔽は味方越しの攻撃でも発生しますから、これを無視できるのはありがたいですね。
3/4遮蔽の方はAC+5を無視できるので強力ですが、あまりお目にかかりませんね……。
そもそもそんな場所からの攻撃を許してはいけない気がします。
追加の初級呪文は……要らないかな……。
というわけで事実上、命中率に+10%する特技と言えそうです。
少なくとも、うちのソーサラーは攻撃ロールを必要としないように組んでるので要らないですね。
戦場の術者
これはマルチクラスで呪文を習得した人が取得するとか、クレリックが取得するとかそういう特技ですね。
HP16しかないうちのソーサラーは、耐久力セーヴは集中維持よりも死亡ロールで振ることのほうが多そうなので使う機会がなさそうです。
魔法のたしなみ
他のクラスの初級呪文と1レベル呪文を取得できます。
非常に可能性を感じる特技です。
クレリックのガイダンスやスペア・ザ・ダイイングを呪文高速化と併用したいです。
あとはマジックミサイルの枠を1つ増やす的な使い方も単純に強そうです。
ソーサラーだと魔力点を2増やすようなものですし。
悩ましい。
というわけで特技を見繕ってみました。
物理戦闘向けの特技にはちょいちょい追加攻撃とかあるのにマジックユーザー向けにはそういうのなくて悲しくなりました。
ソーサラーだと、魔法のたしなみと呪文修正とのコンボでいろいろ悪いことできて楽しそうです。
普通にクラスの能力を伸ばしているマジックユーザーなら、元素の達人や呪文狙撃手は能力上昇と天秤にかけても十分悩める選択肢なのではないでしょうか。
dd5eのソーサラー向けの記事をいろいろ書いてます。