Blogger使いが独自ドメイン取ったらAdsense表示されなくなって泣きながら戻すまでの記録
ちょっとした気の迷いで作成……したものの。
ここ最近、独自ドメインがサイトの資産化につながる、なんて言葉を見ることが多く。
ちょっと作ってみよっかな?
なんて軽いノリで申請してみたものの、審査に最大3日かかります、と書かれたアドセンスのサイトは2週間経ってもそのままです。
もとのアドレスに戻して2日ほど経ちますがそれでもこの画面が出てます。Googleさんさすがです。
副業の社畜の方が無駄に忙しかったのを言い訳にしつつ、ひそひそと調べてたんですが、ユーザーフォーラム的なところを(今更ですが)見てみると……どうやら、この事象は結構多いみたいですね。
Adsense審査、意外に厳しいんですね……。
お恥ずかしながら、今回の経験で初めて知ったんですけど。
Adsenseの審査って、厳しいんですね。
Bloggerで、特にAdsense審査というものなしに広告を掲載させてもらっていたときにはまったく意識しませんでした。
その厳しさを示す事象として、審査のサイトで表示される『最大3日』という文言も、目安ですらないリップサービス的なものみたいです。
フォーラムでいろいろな書き込みを見ていると、「2ヶ月以上音沙汰がない」だの、「9ヶ月の審査を経てようやく合格」だのという話がぽろぽろと出てきます。
そういう事例があることを考えると、大枠のポリシーに反しない限りは審査無しでAdsenseが使えるBloggerって、実はすごいサービスなのかも……?
いずれにしろ、始める前にこのへんまでちゃんと調査できてたらよかったなー、というのは正直なところ。
まあ、言っても始まりませんけど。
最大3日って堂々とサイトに書かれていましたから、すっかり信じ込んでしまいました。
実際のところ、どういう理由で審査が長引いていたのかはわかりませんが、少なくとも弊サンドバックはまだまだ雑魚サイトであるのは間違いなく。
優先して審査するに値しないと判断されていても、まったく不思議ではありません。
しかしそれはそれとして下手をすると9ヶ月も待たされたりするとなると、話は変わってきます。
さすがに長すぎますし、最終的にもういいやと思って、独自ドメインを撤回する……なんて判断をする場合、それまで別媒体に投稿した、独自ドメインでのURLがすべて切れてしまうことの影響は大きそうです。
そんなわけで、独自ドメインは早々と諦めることにしました。
戻すための手順。
というわけで、ここからが本題です。なげーよ。
ドメインを戻すことにしたものの、どうせあと350日はドメインが使えます。
さらに、alpacaaaaaaaaドメイン設定時にSNSで拡散していただいてるのを確認しているので、それを軒並みリンク切れにしてしまうのは忍びない。
というわけで考えたのが、alpacaaaaaaaドメインを自前のレンタルサーバーの適当なフォルダに割り当てて、元のアドレスに飛ばすようにすればいいんじゃね? ということ。
まあ、ごくごく普通の発想ですが。
一般的なサイトの引っ越しの逆ですけど、やることはそんなに変わらないはず。
なんかリダイレクト? とかいうのでできるんだよね、というおぼろげな知識をもとに、えっちらおっちらと調べ始めました。
やりたいこと。
ひとまずやりたいことを整理。
現時点で、
alpacaaaaaaa.com/2017/05/xxxxxx.html
のように貼られているリンクを、そっくりそのまま
whyimoeat.blogspot.jp/2017/05/xxxxxx.html
に変更したい。
わからないことは以下の通り。
どこまでFROMTOを合わせる必要があるのか?
引っ越すときって、基本的にFROMTOで同じページが存在するはず。
ということは、存在する記事と同じ名前のファイルをすべて作らないといけないとか、そんな感じなんでしょうか?
それとも、親フォルダになんか設定ファイルみたいなものを置くだけで、配下へのアクセスを飛ばすようにできるんでしょうか?
よくわかりませんが、きっと後者だよな、そうであってくれ、という祈りにも似た感情を胸に抱きながら調べ始めます。
Redirectとは。
リダイレクト。
301と302があって、サイトの引っ越しなどの場合は301を使う。
これによって、SEOの評価などもある程度は引き継ぐことができる。
ふむふむ。
今回は引っ越しと言うか出戻りなんですが、似たようなものでしょう。
SEOは無駄に評価を悪くしてしまうことになりますが、仕方ないと割り切ります。
実装方法。
理論的な話はほどほどにして、実装を考えます。
実現方法はいくつかあって、状況によって使い分けるがよいとかなんとか。
まあかたっぱしから試せばいいだろ、と試したら一発目の『.htaccess』で出来てしまいました。
他にもmetaタグとか、PHPを使うとかあるみたいですが、やってないんでよくわかりません。
いずれもそんな難しくはなさそうですけど。
.htaccessとやらの設定方法。
実に簡単でした。
以下の一文を持たせた、『.htaccess』という名前のファイルをサーバーに配置するだけ。
Redirect / “http://whyimoeat.blogspot.jp”
これだけで、そのパス以下のアクセスは全て、ドメインが変換されて、指定したサイトに飛ばされるとのこと。
とりあえず大量のファイルを作る必要はないみたいで安心しました。
.htaccessの実践。
というわけで、そのなんとかいうファイルを、ドメインを割り当てる予定のレンタルサーバーに配置して動きを確認します。
.htaccessを、レンタルサーバーの /www/test とか適当なフォルダに配置。
実際にアクセスして、飛ばされることを確認……おお、飛ばされる。
飛ばされる……けど、遷移先が whyimoeat.blogspot.jp/test になってる。なんだこれ。
スラッシュがwwwを指しているとすると……これでいけるのか?
Redirect /test/ “http://whyimoeat.blogspot.jp”
で、試すと……testフォルダ以下にアクセスすると、ちゃんとBloggerのドメインに変換されました。
.htaccessの細かい動作。
その後いろいろ試してみたところ、以下のことがわかりました。
原因までは調査していないのと、並行してドメインの切替でだいぶ手間取っていたので、もしかしたら間違ってるかも……。
- フォルダがない場合は、リダイレクト前に404になってしまう。
なので年フォルダと月フォルダを2~3年分作成しました。 - test に置いただけでは記事ページに対して .htaccess が効かなかった。
記事ページは /2017/05/xxxxx.html という感じ。 - 年フォルダに .htaccess を配置すると、記事ページでもリダイレクトするようになった。
よくわかんない
ドメインを外す。
リダイレクトできるようになったので、ドメインを外します。
時間がかかるのはなんとなく感じるので、一晩寝かせました。
翌朝。まだアクセスできてません。
ここで気付きました。
……そういえばネームサーバーとか設定してた気がする。
というわけで、さくらのネームサーバー設定先であるns1.dns.ne.jpとns2.dns.ne.jpを、お名前.comから設定し直しました。
正確には、設定したつもりだったのですが、失敗したのでよけいに時間がかかりました……。
少ししてから確認するとなぜかBlogger用に割り当てたネームサーバーが復活していた。
なんか変なところを押したらしい。
さらに、DNS設定とかの解除を忘れていたことにも途中で気付きました。
で、途中からは、設定した時に見ていたサイトを確認しつつ進めます。
最初から準備しておけ
で。
この日は結局一日中、alpacaaaaaaaドメインはリンク切れになっていました。
5月以前に書いた過去の記事も、一部はalpacaaaaaaaドメインで検索結果が表示されているみたいなので、そこからの流入が途絶えました。
もったいないことをしてしまった申し訳ない限りです。
こんな行き当たりばったりでいいんだろうか。
世間様はどうやって管理しているのだろう……。
などと思いつつも、そんなこんなでことなきを得ました。
アクセスの影響とか。
結局わかりません。
もちろんこんな短期間でわかるわけがないというのは、その通りなんですが。
ドメインを割り当てたのがGW開始時で連休で暇人が増えたからアクセスが増えたのかわかりませんし。
アクセスの大半を占めていたガルパの記事はぽっぴんこーるさんの歌詞の質が検索画面から見えるだけでもあからさまに改善したのでそりゃあこっちクリックする人少ないわってなりましたし。
おまけに昨日はなぜか記事が拡散されて1週間分のアクセスが来てしまったため、これもうわかんねえなってなっています。
むすび:Bloggerなめてました
というわけで、Bloggerで独自ドメインを下手に導入しようとして火傷した話でした。
ググると、特に意識しないでこの審査をくぐり抜けた人も当然ながらいるみたいで、いろいろと出てきます。
Bloggerで独自ドメインを審査してもらおうと思ったら、まずはBlogger以外のサイトを作るのがいいみたいですね。
せっかく作ったことですし、独自ドメインのリダイレクトのかたわらでなんか作って、審査を通すのを目指してみようと思います。
(目指すとは言ってない)