HAPPY PARTY TRAINの次の夢と意外なひとについてもう少し考えてみる。

今まで歌詞の考察なんぞしたことがなかったくせに、世間様の空気に当てられてこんなことしている。
しかし気になるものは気になるのである。
前段の記事はこちらになるので合わせてご覧いただければ幸いだ。

次の夢とは?

これ、前回では特に意味がないなんて言ったのだけど、やっぱり気になっている。

開いた花というのはいくらでも解釈のしようがある。
しかし、次というのは割合に具体的な表現であり、何が言いたいかというと次というからには前があるはず、ということだ。

というわけで、何の前なのかをいろいろと考えてみる。

2ndの次

例えば、センターを引き継ぐ、という意味での次の夢。
Aqoursのナンバリングシングルとして、曜からセンターを引き継ぐという意味での「次の夢を」「受け取った」というのはどうだろう。

この解釈の場合は、少々どころでなく果南の自意識の肥大化が懸念される。
いくら前回の順位からの大躍進だからといっても不自然さは残る。

ちなみに、開いた花、というのは2ndが2月発売であったことを考えれば意味は通る。苦しい。

2年前の次。

完全にアニメの世界観で考える場合、この可能性も出てくるだろうか。
3年生世代のAqoursが前、現在のAqoursが次というわけだ。
花が開いた、というのも特に問題なく意味は通るが、やはりいささか歌詞の内容が内部事情に寄りすぎているように感じる。

そもそも、ラブライブ!名古屋場所で、対外的には3年生のくだりをばっさりカットしている。
となればなおのこと、ここで蒸し返すというのは考えづらい。

アニメの展開の次。

さて最後に思いついたのはこれである。
アニメの展開の次。
というか、アニメの「君のこころは輝いてるかい?」からの、現実とアニメがリンクした1stライブ、「Step! ZERO to ONE」、その次だ。

アニメのテーマである「ゼロからイチへ」というのはいかにも花が開くという表現に合致するし、アニメ放送は無印側でも転機となった瞬間だ。
それを思えば、アニメ放送直後のナンバリングでそのことに触れたとしても、特に不思議はないだろう。

この線が濃厚か。

もっとぴったりのがあるじゃないか。

などと考えていたのだが、自分の興味が薄すぎたために記憶から抜け落ちていたことがひとつあった。

「Next Step! Project」という言葉の存在である。

すごい遠回りをしてしまった。
わざわざ歌詞の中に「次」なんて言葉を盛り込んだのは、プロジェクト全体が「次」を示すフェーズに入ったから、そう考えれば全てが丸く収まる。

HPTがアンサーなんたらなどと言われたのも、Next Step! Projectという言葉が出てきてないタイミングで視聴動画を見てしまったからだったのかもしれない。

それならいろいろと、納得でk
https://gyazo.com/d8f05ba10e3d2d15476a0784cbd44a9c

もちろんそんなことはなかった。

たぶんアンサーだのと騒いでた人たちは、ライブ行ってなくてNext Step!とか知らなかったんだろう。

そういうことにしておこう。

しかしこの解釈の場合の「開いた花」というのは、「一歩目を踏み出した」という比喩である以上に、μ’sをより強く思い起こさせる言葉選びになっているのはなんとも面白い。
ここに関しては、やはり千歌が「やらかしやがった……」ということなのだろう。

意外なひととは?

次に気になっているのは、意外なひとという表現だ。

意外なひと=他のメンバー説

前段の記事では他のメンバー説を提唱していたが、やはりいまいちな気がしている。
というのも、やはり気になるのは、良くも悪くも果南視点になるという点だ。

他のメンバーに関しても、意外なメンバーという認識はあるだろうが、2番目に飛び乗った、という果南とは意味合いが異なってくる。
センターだからといって、個人の視点に合わせすぎなんじゃねーの、という気がする。

さらに、その解釈でいくとG’sの設定でなければ話が通じない。
だが、おそらくナンバリングやボイスドラマに関してさえも、今後はアニメ準拠で行くものと見受けられる(G’sの信奉者には覚悟が求められる時代がやってくることだろう)。
なので、その点でもこの解釈はいまいちである。

さらに悪いところは、PVとの折り合いが全くつかないという点だ。
果南は終始一人旅(いずっぱこを往復乗車しているようにしか見えないが)をしていて、他のメンバーとの絡みはもちろん、他のメンバー同士の絡みも少ない。
このPVで、Aqoursに加入してからのメンバーを思い返す歌詞を歌うというのは意味不明に過ぎる。

死体蹴りが長くなってしまったが、そんなわけでこの線はなさそうだ。

意外なひと=自分自身説

というわけで代案がこれである。
意外なひとイコールアイドルになった自分自身、という解釈だ。

これならば、怖がらずに何かを始めてみれば、新しい自分に出会えるというメッセージとしてふさわしいし、果南以外のメンバーにも同様に通じる。
なにより、一人旅をしている風のPVともぶつからない。

2年前にアイドルやってたやんけ、という話と、自分自身っつっても子供時代だけど? という話がある。2年前は知らないが、子供時代に関しては、おそらく5話のヨハネ堕天で説明されている。
ダイヤ様に叱られてヨハネがパーティを離脱した直後の花丸さんのセリフ、「子供の頃は自分が特別だと思っていた」ってやつだろう。

アイドルを始めたことで得られた輝きは、そういえば、子供の頃に抱いていたあの輝きと同じものだったナ——。

このように解釈すれば、すんなりと意味が通るように感じる。

むすび:花丸さん季節考えて!

というわけで、HPTの気になる点について改めて考えてみた。
次の夢というのは単純にNext Step! Projectの一発目だから、意外なひとというのはアニメ5話で語られた子供の頃の自分(≒アイドルとして輝く自分)を表しているという結論となった。

とりあえず前回の考えよりましな結論を導けたと思っているが、前回も別にいまいちだと思っていたわけではないのでまたなにか思いついたら書き直すと思う。

それにしてもなんなんだろうあの舞台設定。

  • 曲(なんの話?)
  • 焼き芋(季節考えて? あとどんだけ焼いてたの?)
  • 練習(だからなんの話? 果南抜きで?)
  • リトルデーモン(尺とりすぎ)
  • 生徒会(どんだけ果南留守にしてたの?)

割とツッコミどころしかない。

センターノヴァになるために修行にでも出ていたのかな。

B! LINE