やっべーわー芹沢光治良の処女作の『ブルジョア』がめっちゃ読みづれーわー
花丸さんをこじらせて、買ってしまいました。
ブルジョア(が収録されている芹沢光治良の作品集)。
『芹沢光治良』の(と言うよりは、僕にとっては『森次郎』の作品という印象が強いのですが)最初の一作ということで前々から興味がありまして。
他にもいろいろな話が載ってます。収録されているのは・・・
- ブルジョア
- 大佐と少佐
- 鈴の音
- 鎮魂歌
- 歴史物語
- 秘蹟
- ピッコロ
- 昼火事
- 候補者の妻
- 落葉の声
- 死の影
- おかしな結婚
- ボストンバッグ
- 非現象の世界
- 死者との対話
- 秋扇
多いな・・・。
気になるお値段は、アマゾンで送料込み3000円ほど。
1話200円と考えると、決して安くはないですが、普段薄い本に払っている金額を思えば安いような気がしてきますね。
いま出てる人間の運命とか、2~3万とかするじゃないですか。
それに比べたら、ねえ?
読んでみた・・・が。
花丸さんの敬愛する作家先生にこんなこと言ったら怒られるかもしれないんですが。
読みづらい!
万一、魔が差してお買い求めを検討し始めている人がいたら、ご注意ください。
読みづらいです、マジで。
なんでだろうな? 古い作品だからかな? どうにも文体が馴染みません。
発表当初、ずいぶん文体というか作風のことで世間から批判を受けたらしいですけど、そのあたりに関係があるのかな・・・なんて思いました。
感想。
とか書こうと思ってたんだけどちょっとその、難しいです。
理解が追いついていない。
人間の運命を思い返して思うのは、当時、風当たりが強かったのは、文体とかいう以前に題材がだいぶ時代を先取りしすぎてたんじゃないですかね?
とか、そういう。
思うに、たぶんまだ時代追いついてないぞこれ。
芹沢光治良・・・未来ずら・・・
それとも、共産党とかその辺の単語に馴染みがないのがいけないのかな?
むすび:もはや自己満足ですらないけど。
というわけで、自分でもよくわからない衝動に突き動かされて芹沢光治良のブルジョアを読んだよ日記でした。
ちょっとよくわからなかったからもっかい読んでみます。
えーと、正直あんまりこっちの方向に走る人を増やしたくはないし増えるとも思わないんですが、形式的に、この言葉を書いておきますね。
花丸さん好きをこじらせるついでに一冊いかがでしょうか。
※花丸さんの魂を感じられるかどうかは保証しかねます。