遠視に眼鏡ってどういう原理なのぜ?
遠視ってなんだ?
最初期に花丸さんが眼鏡をかけていることの発言を見てから、色々と考えていたことを思い出した。
単純に近視?
あるいは遠視で、読書するときだけ眼鏡をかける?
花丸さんの育ち(幼少より本の虫だった)を鑑みれば順当に近視なのだろう。
それはいいのだが。
それはともかくとして。
遠視で眼鏡、という設定はよく見かける。
だが、そういえば遠視ってなんだ?という問いの答えを持っていないことに気付いた。
花丸さんから入った前振りとはまったく無関係で恐縮だが、そんなわけで、今回は遠視について調べてみた。
眼科のサイトが出てきた。
ググったらすぐに出てきた。
遠視・老眼 - 目の病気百科|参天製薬
遠視と老眼の違いを説明している。
老眼には今回あまり用はないのだが、確かにこの2つは同じく、近くが見えにくくなるという印象がある。
これらの違いについては初っ端にまとめられているので引用する。
遠視は網膜の後方でピントが合うという屈折異常であり遠くについては調節力が足りてみえるが、近いところで調節力が不足し見えないのに対し、老眼は老化による調節機能の低下で調節できる範囲が少なくなり、遠くが見える人は近くが見えなくなり、近くが見える人は遠くが見えなくなります。
ふむふむ。以下にまとめたりしてみる。
遠視とは?
先天的に網膜の距離が近いなどの理由で、近くを見るときにピントを合わせづらいのね。
だいたい、なんとなくで抱いていた印象通りだ。
原理までは知らなかったけど。
また、症状がかなり印象と違っていた。
てっきり、『見づらい』→『見えない』→『眼鏡をかける』で終わりだと思っていたのだけど。
実際は『近くが見づらいので見ようとして目を凝らす』→『疲れてさまざまな悪影響が出る』という、まさに近眼と同じ(距離は逆だけど)パターンのようだ。
で、それを解消するために、眼鏡をかけると。
なるほどなー。
ふと思ったのだけども、実際には焦点距離と水晶体の調節機能がピッタリ合う人の方が稀で、みんな多かれ少なかれ無理して焦点合わせてるんじゃないか・・・?
そもそもを言い出すときりがなくて、じゃあどこからが目の筋肉にとっての無理なの? という話になってくるけど。
そこまで行くともうなにもわからないな。
老眼とは?
老眼というのは、単純にピントの調節機能が弱まった状態のこと。
それによって、遠くも近くも、要するに極端な距離が見えにくくなるようだ。
遠くが見えないというのと近くが見えないというのは同じ原因でも別の症状だ。
それゆえに、別の種類の眼鏡が必要になる。
で、遠くが見えないという症状は近眼に共通するので、近視用の眼鏡で事足りる。
一方で近くが見えないという症状は遠視に共通するが、こちらは老眼の方が多い。
このため、機能としては同じでも、老眼鏡の名称の方が一般的になっている・・・のだと思っていたのだけど、どうにも話はそう単純ではないらしい。
老眼鏡とは別物?
『遠視鏡 老眼鏡 違い』で検索して出てきた、この記事を読んだ。
遠視鏡と老眼鏡の違いについて
なにやら小難しい数字と用語が飛び交っていて、詳しいところは正直よくわからないのだが。
大意としては読み解いたところには、こんな感じの内容である。
- 遠視と老眼では、ピントを合わせる方向は同じ。
- このため、一応、同じ目的で使い回すことはできる。
ここまではいいのだが、いきなり次の話が飛び出てきて、話をややこしくしている。
- 老眼鏡は近くを見るために使うので、中心がわずかに寄っている(近くを見るときの目の位置を想定している)。
- 遠視用の眼鏡はもともと焦点距離が短い人を想定しているので、中心は普通の眼鏡と同じ。
- 眼鏡の中心というのは少し違うだけで影響が出てくるため、別の種類の眼鏡として扱うのに十分な理由となる。
こんな理屈で、眼鏡を区別すべき、という記事だった。
確かに言われてみると納得だ。
軽い遠視で、本を読む時だけかける・・・という説明なら老眼鏡で問題ないのかもしれない。
酷くどうでもいいが。
むすび:トリビアの域は出ないか。
というわけで、遠視について調べた。まとめるとこんなところか。
- 遠視は目の焦点距離が短いため、近くが見づらい。
- 老眼とは近くが見づらいという症状は同じだが、原因が異なる。
- 遠視用の眼鏡と老眼鏡は、機能は同じだが作りが異なるため別物である。
- 老眼鏡が近くを見る専用だが、遠視用の眼鏡は違う。
遠視を調べるつもりがだいぶ老眼の話も混じってしまったが、区別はできた。
花丸さんについて考えるのにどう役立つかはよくわからない。