まとめサイトとの付き合い方を考える。
まとめサイト多すぎ問題
情報化社会、なんて言ってるけどパクリと転載、まとめやキュレーションが横行しすぎてちと厄介だなと感じてます。流行りの言葉で検索をすればまとめサイトやニュースサイトで似たような話題がこれでもかと出てくる。本来の話題を扱ったサイトは検索ページを何枚かめくらないと出てこない始末。
まとめサイト自体もこう数が多いと、SEO対策だのなんだのと頑張って検索一位を獲得していたところで、そもそもまとめサイトであるというだけで見る気が失せてしまいます。僕のような天邪鬼な人だけかもしれませんが。
で、このような状況なので、まとめサイトについて思ったことを書いてみました。
まとめサイト・知恵袋・NAVERまとめなどを除外してGoogle検索する検索エンジンの紹介
見ないわけにもいかない
まず、散々ディスっておいてアレなんですが、情報を得る手段としてまとめサイトが優秀であるのは事実です。やっていることそのものはWikipediaと大差ないわけですから。
そもそも自分の今やっていることも大差ないといえば大差ないので、全否定するわけにもいきませんし、否定したところでこの流れはどうにもなりません。
ただ、まとめサイトでの情報を見るにあたっては、それがどういうものなのかとか、付き合い方みたいなものを考える必要があります。
まとめサイトとの付き合い方
そんなわけで、まとめサイトを使う上で意識したいことを挙げてみます。
まとめは前提くらいに考える
情報をわかりやすくまとめる過程では、どうしても枝葉の情報は省略されます。理解しやすい形に加工されるわけです。
とすると、まとめを読んだだけではどうしても正確な理解ができないことになります。
その分野を知るためのとっかかりにするくらいなら良いでしょう。ですが、正確に理解して、誰かに教えようと思うなら、それぞれの一次情報を当たる必要が出てきます。
それを忘れて、まとめサイトを見ただけで全部わかったような気になることは避けたいものです。
情報の収集を娯楽にしない
まとめサイトを読むのは、一般的には楽しいことになります。理解するための苦労が少なくなるように配慮されている構成に、画面のそこかしこには様々なホットワードが踊り、別の情報を知ることができます。
特に一部の、情報を収集することそのものに価値を見出すタイプの人にとっては、それだけで無限に時間を潰せることでしょう。
ただ、それは調査というよりは消費です。テレビを流し見しているとか、手当たり次第にお菓子を口にするのと変わりません。
最初こそ知りたいことがあったのかもしれませんが、気が付くとザッピングよろしく、様々なまとめを読み漁っている・・・。誰しも一度くらいは経験があるでしょう。
あくまで調査のためのとっかかりとして使うことを意識しないと、途端に呑まれてしまうことでしょう。
自分が見る意味があるかを考える
娯楽にしない、ということと関連しますが、SNSなどで拡散された情報を目にする機会も多いと思います。このとき、反射的にクリックしてしまうことはないでしょうか。
このような興味をそそられてのクリックは、間口が調査という目的ですらありません。このため、次から次へと読み漁る、消費行動になってしまう危険が高いです。
もちろん、拡散されている情報は『見る価値があった』と思われたからこそ拡散されているわけなので、情報の質は高いでしょう。
ですが、あなたがそのとき見るものは、本当にそれなのか? それを見る時間でできたであろうことは、できなくても構わないのか?
なんて、一歩立ち止まって考えることが必要かなと思います。
むすび:以上、僕が気を付けるべきことでした。
というわけでまとめサイトとの付き合い方を考えてみました。なんでもそうですけど、目的を忘れないようにするのが大事ですよね。
ところで、途中で例に挙げた『情報の収集それ自体に価値を見出す人』というのはまさに僕自身のことです。
僕自身、こういうことには気を付けないといかんよなあと思ってますし、それ以上にやっちまったなあと思う日々を過ごしてます。自分を責める意味はあまりないので、ほどほどではありますが。