これまでとこれからのサンシャイン!!
サンシャイン!!の話。
特番が終わって、いよいよアニメ第1話を待つばかりとなったタイミング。色々と考えるところがあって、考えがまとまりそうもないのだが、ひとまず吐き出しておこうと思った。
アニメが始まってしまうと、楽しみではあるが、それ以上に消化することに意識がいってしまうだろうし、まあ、未来の自分に手紙を書くみたいなノリで。あるいは遺書かもしれないが。
今までなんとなく過ごしてきたサンシャインおじさんとしての日々が、今後サンシャインおじさんになるであろうおじさんのサンシャインおじさんとしてのあり方に、少しでも参考となるものがあればいいなと願う。
これまでのサンシャイン!!
まずはこれまでのサンシャイン!!について。
まあ、いろいろと話題に事欠かなかった、と認識している。
1stシングルから始まって、1/11やらニコ生やら、演者の沼津旅行なんてのもあり、アニメ化の話やら、ヌーマーズオープン、2nd発売、トリオユニットの企画にCD発売、ラッピングトレイン、そして6/26。毎月沼津に行くのに、特に躊躇いはなく、理由には事欠かなかった。
その隙間を埋めるように、1つのコンテンツが幕を閉じたわけだけども、それはまあ、過ぎたことだ。
μ’sとは違う存在との認識を確かにした。
彼女たち、大きすぎる先達、伝説の、μ’s。彼女たち以上に、Aqoursが大きくなることなんてあるのだろうか、という思いはある。
でも、ただそこをゴールにするなんて小さいことは考えてほしくない、という矛盾した気持ちもある。それはきっと中にいる大人たちも同じで、それを考えてないからこその、あの展開スピードと積極的な海外公演なのだろうと思っている。
ただ、だからと言って、記憶の中のAqoursはあまりにぎこちなく、先日の特番で改めて映像を見ても、やはりどこか、ぎこちなかった。
それは、μ’sの、一旦は確かに完成したパフォーマンスと比べてしまえば、見劣りするものではある。
だが、僕はAqoursのライブを幸運にも見ることができて、好きだと思った。それは上手い下手に左右されるのとはまた違う種類の好きだと信じている。そしてそれは、μ’sとは関係のない、唯一のものだ。
ぷかぷかサンシャインを見る集まり。ぶくぶくサンシャイン。
そんなサンシャインの6/26の生放送を見て、僕は正直なところ失望した。
ライブは生放送ではやらねーのかよ! と。
イベントがあり、生放送があると知って、これはライブもあるはず・・・と考えた。しかし当日、それを1人で、ニコ生で見るのは寂しいなと思った。そこで、友人に声をかけて、ぶくぶくサンシャイン!!なんて言って、集まっていた。
ライブが放送されずにぶつ切りになったときのなんとも言えない感じは、本当になんとも言えなかった。
まあ、ライブを勝手に期待して、勝手に失望していたと言えばそれまでなんだけど。
そしてそのあとしばらくして、ライブはなかったとのツイートが散見されて、高度な戒厳令を疑って、僕は釣られないぞ・・・なんてつぶやいてみたりしつつ。
結局、Aqoursがライブをしなかったという現実にようやく目を向けられるようになったのは、そこから1時間が経過した後のことだった。
Aqoursのすごさがこれで伝わると思ってた。
沼津でぶくぶくしに行った人や、ライブを期待して積んだ人は浮かばれないだのという上から目線な考えに至ったのはそのすぐ後だ。要するに自分が失望していたから、下を見つけて安心したがっていたわけだ。
ライブは、今思うと、そもそも可能性が低かった気はする。準備期間は単純に1stに比べて少ないし、各自人気が出て忙しくもなってきているだろうし、なによりもアニメの収録があったはずだから。
ただそれでも、1/11のパフォーマンスを見た身として、彼女たちもすごいんだよ! 見てあげて! という気持ちがあったし、だからこそ、1人で見るのはもったいないという気持ちがあった。
今から考えると、その辺りがないまぜになった上での、ぶくぶくサンシャイン!!の呼びかけだったのだろうなと思う。
あるいは、悔しかったのかもしれない。自分なんかを含めた1000人ぽっちだけが、彼女たちの凄さを知っているというのが。
伝えるということに関して、全くうまくない僕が、彼女たちの凄さを伝えるには、首根っこをつかんでその場に連れて行くくらいしか方法はない。
だというのに、彼女たちはその機会を自分で潰しに行っている。隠してしまっている。そんな風に思えた。
自分の傲慢さに気付いた。
その日の特番で、わずかながらにライブが公開されて、同じ場所何回使うんだよって思いながらも、やっぱり思ったのは、『ほら言ったでしょすごいでしょすごいでしょすごい!』みたいなことだった。言ったでしょと言いつつも、もちろん特に言ってない。
で、なんでそんな反応になって、そんなことを考えていたのか。と振り返ってみると、傲慢、あるいは独占欲の裏返し、ということになる気がする。
自分だけのものにしておきたい何かが、世の中に発表される機会がある。それならば、どうせなら、最大限の魅力で世の中に発表されてほしい。それを期待しているというか、そうでなくてはならないと思っている。
ある意味では親バカともいえる。これがもし本当に親バカだったらかわいいものだろうし、問題にもなるまい。
でも僕は親でもなんでもない。単なるファンで、消費者で、客だ。
それが、人様が作ったものに対して、そんなことを考えているのは、あまり健全ではないというか・・・いっそ気持ち悪いよな、と。
これまでのサンシャインについては、そんな感じで考えていたのだな、と自分なりに整理した。
これからのサンシャイン!!
さて、次はこれからのサンシャイン!!について考えてみる。
サンシャイン!!のターゲットとは。
まず、今回のイベントを経て、自分の中で感じたことがある。僕は、サンシャイン!!が想定する顧客ではないらしい、ということだ。
そもそも、僕は外の人は外の人、中の人は中の人と考えるタイプのヲタクだ。好きなキャラクターと声優が異なることはザラだし、作品単位で好きなキャラクターはいても声優は特に興味ないとか、その逆もよくある。
これはサンシャイン!!についても同じで、僕は特に国木田花丸さんが好きで、それ以外は割とどうでもいい。もちろんそれは中の人にも当てはまる。
僕にとっての声優さんはあくまで中の人であり、それは国木田花丸さんの中の人である高槻かなこさんについても変わらない。彼女への印象は、ゲームをしてるときのはしゃぎ方が見てて楽しい歌の上手いお嬢さん、という以上のものではない。
そんなわけで、中の人がただ話すというだけでは、僕にとっては不満を感じてしまう。だが、今回のイベントを見る限りでは、少なくとも運営としては、そのような線引きをしている人を顧客として数える気がないのだな、と感じた。
そもそもイベントの告知に、ライブステージの有無についての言及がなかったことがそれを表している。演者が話すだけで、イベントは成立する。そういう認識を運営側は持っていることは明らかだ。
これは今後、イベントの詳細もわからないうちからチケットを争奪し、詳細が明かされたらトークイベントでした・・・という悲劇(僕にとっては)が、また起きるかもしれないということになる。
それはそれで問題なのだが、ここでは関係ないので話を戻す。
いずれにしても、サンシャイン!!は、ライブなしでも違和感なく参加してくれる層がメインターゲットであり、どうやら僕はその層からあぶれてしまった、ということらしい。
それがまず、これからのサンシャイン!!を考える上での大きなところだ。まあ、マイナー好きゆえにメインターゲットでありたいとは思わないので、そこは助かったところだ。そんなわけで直接の関係はないが、認識しておく必要はあるのかな、というのがまず一つ。
ライブはどうなる?
次に考えるのは、ライブの展開である。前述の通り、今後はただ集まって話すだけのイベントも増えてくるのかなと思っている。これがそう思わせるための牽制という可能性も・・・ないと信じたい。
しかし、いくらトークだけでイベントは成立すると言っても、ライブをやらないわけにもいかない。それはもはやラブライブ!でもなんでもない。
とすれば、いくつか気になるところがある。
開催時期。
まず、いつやるのかということだ。
ライブがありそうなタイミングというか、今後予想される節目としては何があるだろうか。
まずは何と言ってもアニメ化で一気に楽曲を増やした直後の可能性は大きいだろう。Aqoursの展開スピードなら、期待してもバチは当たらないはずだ。
あるいは、アニメ化後、3rdかソロないしはデュオトリオの発売のあとか。
はたまたミニユニット2巡目発売のあと・・・は、さすがに間が空きすぎか。
これに関してなんとでも言えるし、きりがないからほどほどにしておこう。いずれにしても、確定で目の前にある節目はアニメの放送終了だ。どうせまたライブのチケットが円盤につくだろうから、ひとまず来年の頭を意識しておけばいいだろう。
ライブの内容。
アニメではおそらく、μ’sと同じでOPEDと劇中歌3種、という展開になるだろう。すると、C/Wと合わせて10曲増えることになる。
既存曲と合わせれば22曲になる。既存曲が12曲あるというのが微妙に信じられないが、1stで3曲、2ndで曲、トリオユニット3種類各2曲と、確かに12曲存在している。20曲もあれば、イベントは十分に可能だろう。
しかしここで気になるのが、ライブの方向性だ。
仮にアニメ化直後にライブをする場合、ナンバリングが6曲、ミニユニットが6曲、アニメ曲10曲となる。円盤楽曲も含めれば、さらに最大7曲か?
この割合だと、アニメ関連の曲が多くなりすぎるのではないか・・・なんて、いらんことが心配になる。別に悪いことではないけれど。
でも、もし3rdが出た後にライブをやってくれるなら、Aqoursのナンバリングは9曲になる。それならアニメ以外に方向を向けることもできるはずだ。その後のライブ、という可能性も捨てがたい。
2年早いアニメ化に予想する展開。
μ’sがアニメで描かれたのは、プロジェクトが始まってから3年後。それまでに、当然ながらG’s記事上でのμ’sは独自の世界観を膨らませていた。その後アニメ化によって、また違ったμ’sが描かれたものの、それまでに存在していたμ’sも根強く存在し続けていた。これは結果として世界線ごとの設定のブレが激しいという状態を作り出したが、一方ではキャラクターの側面を掘り下げることができたとも捉えられる。
これに比べて、Aqoursは2年ほど早くアニメというパブリックイメージを打ち出そうとしている。プロジェクト開始から時間がそこまで経っていないということは、まだ原作(G’s)がアニメで吸収できないほど膨らみ切っていないということである。
アニメの影響力は強い。もしこれから、アニメでG’sと全く異なるAqoursが描かれたとしたら、どうなるだろうか。おそらく、それまでのファンが何を言おうと、アニメが正となってしまうだろう。
だから、こう期待している。今までの歩みを取り込んだうえで、アニメを描く可能性もあるのではないかと。すなわちPVを掘り下げたり、みとシーでPVを制作してみたり・・・今までのG’sや楽曲の内容を、補完するような展開だ。
その場合は、前述の『ライブでアニメ色が強くなりすぎる』という懸念はむしろ歓迎すべきものとなる。アニメ放送直後(と言ってもチケットが円盤に着くだろうからある程度の間は空くだろうが)のライブの可能性も、強くなるだろう。
ただ、いかんせんGODだ。不完全な描写ゆえに想像の余地しかない状態をよしとする人だ。何かに補完されるような展開を許すはずはないだろう。
むすび:さて、どうなるかな。
今のところ、考えたのはそんなところである。
読む人いるんだろうか。
いたらごめん。
201701、書き直しました。
答え合わせをする準備として、読み直すついでにStackEditを使って書き直しました。基本的に言い回しを変えたり見出しや強調を入れたくらいですが、一部、説明を足したり引いたりしています。当時の意図を尊重して、当時言いたかったであろうことを伝えられるように、今だからわかることは含まないようにしたつもりです。