【まんがタイムきららキャラット】ゲスト作品の TUNAGUあぷり がなんか面白いでした【2021年12月号掲載】
思わず記事を書きたくなる程度に。
TUNAGUあぷり/いばら
オンラインアバター作業通話アプリ「TUNAGU」を介して、漫画家志望さんたちがえんやこらするお話。
【きららキャラット12月号】初登場ゲスト! いばら先生「TUNAGUあぷり」
— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) October 27, 2021
ここはとある交流アプリのプライベートサーバー、「描人」(かきんちゅ)。
集まった3人の漫画家志望たちは、新人賞の締め切りを前におのおのの道をゆく…。 pic.twitter.com/0ktRo4OPAi
作中の表現としては某フルダイブRPGを彷彿とさせる、VR空間的な場所でのやりとりになってます。
とはいっても現実世界でも普通に女の子で、アバターも本人+ケモミミとあまり代わり映えはない感じ(メインキャラひとりのみ。他のふたりはリアルの描写なし)。
全身を使った表現なんかもしてるように見えるので、実際フルダイブ的なものなのかもしれません……が、特に何かを装備しているような描写はありませんし、そもそもスマホアプリっぽいですし……?などといろいろ考え始めるとよくわからなくなってくる部分は正直あります。
ただまあ、そういった細かい部分は深く考えなくてもよさそうなゆるい雰囲気なので、ひたすらに会話のテンポ感とキャラの可愛さを楽しめばよいのかなと。
メタ的なところで考えると、同じ目的を持つ女の子がシェアハウスとか同じ学校の寮に集まって……というのは日常系漫画(?)ではよくある展開ですが、その「集まる方法」としてアプリを利用したって感じでしょうか。
絵柄が可愛い
好きなポイントとしてはまずこれですね。
ひたすらに、
あっ……なんか……かわいい……
ってなっています。
こういう系統の絵になじみがないので小学生並みの感想しか浮かびません。
初手のぷくーっとしてるみずきがかわいい。
通常時の絵がすでにデフォルメ強めですけど、そこからのデフォルメ顔との落差がちゃんとあってパンチが効いている(?)というかそのなんだ。
デフォルメ顔のつかいどころとしては2Pの右で電脳空間をスイーってしてるところの空気感と、あとは6Pの1コマ目でオオオオオオってなってるところの勢いある感じとかが好きです。
テンポ感がなんか好き
話の内容としてはアプリ内に集まったメンツの一人がガチで締め切り直前だったので間に合う気がせんけど応援するっていうただそれだけなんですが。
そのなかの掛け合いとか会話、ギャグの挟み方なんかがいちいち心にグッとくるというか。
掛け合いじゃないぶぶんでも、↑で書いた移動シーンやら後ろでわちゃついてるところの空気感、テンポ感がとても心地よいです。
もう「なんか好き」という以上の説明ができないのでここが好き!というのを挙げることくらいしかできないんですけど……。
あとすげー細かいし作品の感想ではないんですが、たいていのゲスト作品は最後に「感想お待ちしてます!」とか書いてあるのに、最後のページで吹き出しが飛び出しててスペースないせいか「まあ描き上げられたのでヨシ!」としか書かれてないのも個人的にはおもしろポイントでした。
とても続きが読みたい
今回の話で登場しているキャラは主人公感のある「みず吉(みずき)」、なんかすごいキラついてる「くらら」、王道麿眉和装狐耳の「セキ」の3人。
なんというかバランスの取れた常識的に見える3人ですが、くららっちが「やべーやつに会いに来た」という趣旨の発言をしていることから他にも様々な変人が存在しているものと期待されます。
どういうことかと言いますとこの世界の続きが読みたいということです。
それと世界といえば、世界観というか話のギミック的なところもわりと気になっていたりします。
アプリ内で身内が集まってだべるっていう、紙面でも書かれてましたけど「秘密基地のような場所」って言葉にとても惹かれているんですよね。
僕がVRワナビなので、なんとなく気になってるけどやったことないっていう状態なのが大きいのかもしれません。
というかもっと遡るとなんかのファンサイトとかのチャットやらIRCやらで夜遅くまで知らん人と駄弁ってた頃の遠い記憶が……いまじゃもうそんな時間の使い方はできる気がしませんが……むしろそっちの記憶をベースに共感よりの感覚を抱いてるのかも……?
なんか好き……
うまく表現できないけどなんか好きなのでどうにかこうにか記事を書いてみました。
最初は正直なんで好きなのかまったくわからなかったんですが、いろいろこねくりまわして書いてるうちに多少は分析できた気がします。
女子寮だとかシェアハウスだとかに女の子が集まる系統の作品と同じベクトルだけど、寮とかシェアハウスはなんとなく理解はできるものの存在しない記憶に頼らざるを得ない部分があって、でもアプリで集まって駄弁ってというのは割とヲタクにとって存在する記憶寄りの共感が抱けるので、そのへんが好きの根源なのかな……?
でもやっぱり大きいのは可愛い絵柄と会話のテンポ感が自分に合ってるということですけどね。
そのへんの合う合わないはどうしたってあるし、そもそもそれは読んでみないとわからない部分なんですけど。
とはいえたかだか数百円で買えるから……!
まんがタイムきららキャラット2021年12月号を買ってみてくれください……!
という下手くそダイレクトマーケティングでした。
どっとはらい。
追伸
さくしゃさまのツイッターです。
TUNAGUあぷり掲載させて頂いてます!
— いばら (@Ibara_1028) October 27, 2021
商業デビュー作なので拙い部分もあると思いますが、ぜひ読んでください✨💦
よろしくお願いいたします🙏💦 https://t.co/kjuuNqFHrf