仮想通貨混じりの確定申告。税務署曰く、HYIPの扱いは時と場合によるっぽい……?
という記事を3/15間際に書いているというあたり、致命的に時代の潮流に乗るという才能が欠如しています。
税務署行ってきた
確定申告という存在は薄々気づいていたものの、さぼりにさぼってようやく着手した前回。
ようやく重い腰をあげてみたら『もしかして……私の雑所得、高すぎ……?』ってなりました。
仮想通貨の所得(見た目)がやばい
というのもHYIPで複利でぶん回してたせいで、見かけの投資額が200万円くらいに膨れ上がってるんですね。
僕が出したのはせいぜい50万円くらいなので、150万円くらいが複利分ということになります。
いろいろと思うところはありますが、その辺は僕の能力のなさゆえということで軽く流していきますが。
別の通貨に変えてなければセーフ?
というわけで税務署に相談してきました。
まさか税務署の担当者にfexfundの仕組みを説明することになるとは思わなかった
— 怒り狂うアルパカ a.k.a. 青木勇太 (@takoyaki_bot) 2018年3月12日
仮想通貨の話題を出した瞬間に職員の皆様方の顔つきが険しくなった
— 怒り狂うアルパカ a.k.a. 青木勇太 (@takoyaki_bot) 2018年3月12日
ビットコインをビットコインのままやりとりしてたなら利確とみなさなくてもいいんじゃない?という、ネットに転がってるHYIPの論調とはかなり異なる回答をもらった。サイトとかはもう消え去っててその投資をしたことを証明しづらい、という一言を付け加えてたらまた変わってたのかもしれない。
— 怒り狂うアルパカ a.k.a. 青木勇太 (@takoyaki_bot) 2018年3月12日
『他の担当者とか税務署では回答が変わるとかいう可能性はありますか?』という確認には、『残念ながらイエス』ということだった。あのタックスアンサーだけではカバーできないケースが多すぎて、確かなことは何もいえないと。
— 怒り狂うアルパカ a.k.a. 青木勇太 (@takoyaki_bot) 2018年3月12日
だいたいそんな感じでした。
やっぱりちゃんと相談するのは大事ですね。
とは言っても変わる可能性があるので気は抜けませんが……。
仮想通貨事情。
さて、そんな感じで方針が決まったので、改めて自分の状況を省みてみます。
基本的にzaifとMEWをメインとして、coincheckとBitGo(ウェブウォレット)を利用してました。
後者はあくまでサブとして使っていただけなので、現在の残高はBitGoが0.005BTC、coincheckに至っては4円と、まあ無残な状態です。
BTC
幸か不幸か去年の時点では草コインに興味を示していなかったので、BTCに関してはアルトやザフトやVALUを買ったくらいでした。
これに関しては取引履歴を会計サービスに突っ込めば算出してくれるので、その結果を信じるだけですね。
他人のVALUの売却益は贈与税にかかるようなので、無視して良さそうです。
HYIPに関しては、BTC建のHYIPにぶちこんだ原資を損失として計上、複利分は差し引きゼロ扱い。
ドル建てのHYIP(incloudeとかcore+)はドルに換金した扱いになるので利確扱い。
ETH
MEWの方は、ICOの分の計上があります。
とはいえ、それぞれに高くても1万円程度しか出していないので、微々たる金額のはず。
幸いにしてMEWの取引履歴はCSVで落とせるようなので、それを別途計上することにします。
実際に計算してみる
というわけで計算します。
使ってるサービスはG-taxです。
HYIPなんかは当然ながら未対応ですので、それっぽいデータを作る必要があります。
データを作る方法は2種類です。
1件ずつ手で入れるか、それっぽいファイルを作って読み込ませるか。
流石に大量に参加したHYIPやらICOやらを個別に入れていくのは面倒です。
それに、外部サービス以外にも手元にデータは残しておきたいところ。
というわけで、適当なファイルを作成していきます。
共通フォーマットの準備
ファイルを作成すると言っても、適当なデータでは当然エラーになります。
というわけで共通フォーマットというのに合わせたデータを取り込んでやる必要があるのですが、G-taxのページ上からは落とせません。
ググってやって、外部解説サイトから落とす必要があります。
なんだそれ。
あとなぜかリンクが効きません。(僕だけ?)
ソースを見たらリンクが書かれてました。
なんだこれ……。
以下、ついでにファイル作成中の試行錯誤を載せておきます。
トークンが長すぎるとエラー。
VALUのファイルを取り込もうとしたときに、エラーになりました。
SQLSTATE[22001]: String data, right truncated: 1406 Data too long for column 'pair_plus' at row 1 (SQL: insert into `trades` (`exchanger_id`, `user_id`, `traded_at`, `order_type`, `currency_pair`, `amount`, `pair_plus`, `pair_minus`, `amount_plus`, `value_btc_plus`, `value_jpy_current_plus`, `amount_minus`, `value_btc_minus`, `value_jpy_current_minus`, `rate_btc_jpy`, `fee_pair`, `pair_fee`, `fee_jpy`, `rate`, `import_file_id`, `exchanger_name`, `updated_at`, `created_at`) values (17, 7231, 2017-11-27 11:39:51, buy, XXXXX_BTC, 5, XXXXX, BTC, 5, 0, 0, 0, 0.005999999999999999, 0, 1093657, 0, , 65.61942000000001, 0, 75144, VALU, 2018-03-13 13:27:07, 2018-03-13 13:27:07))
pair_plusってのはその取引で増えた通貨の名前ですね。
一応XXXXXと伏せてますが、ハッシュ値を使おうとしてました。
VALUにおけるID的なものですね。
当然結構な長さなわけで、どうやら長すぎて怒られたっぽいです。
よく考えるとトークン名ってせいぜい4文字くらいですもんね……。
仕方ないので適当にMID(X, 10, 4)
とかしたところ、正常に取り込めました。
あるいは全部VAとかにしてもよかったかもしれません。
価格が反映されない。
当然なんですが、入力する項目を間違えると反映されません。
自分の設定したい取引方式に対応する項目に対して、正確に入力しましょう。
(あたりまえ)
自分の場合は、原価ベースに金額を入れなきゃいけないところでBTCベースに金額を入れてました。
BTCの値だったのでうっかりしてました。
少しだけ原価ベースが空白ならBTCベースを見てくれるかなみたいな期待があったんですが。
どうやらそういうことではないようです。
削除周り
これに関してはちょっと不便だなあと感じました。
重複を弾いてくれない。
同じファイルだろうが何度でも取り込めます。
容赦無く取り込まれます。
当然ながら重複データが出来上がるわけですが、これを消すためには一つ一つ選んで消していく必要があります。
何十件とかあると絶望です。
取り込んだファイルの履歴が見れて、ファイル単位で削除できたりすると最高ですね。
あるいはタイムスタンプとかと照合して、まったく同じ取引があるかチェックするとか。
この辺は今後に期待したいところ……とはいえ、やり直すには全消ししてファイルを入れ直すだけと言えばだけなのも事実。
この時期しか使わないとすれば、まあなくてもいいかもですね。
全件削除は文字通り全件削除。
絞り込んだ結果だけを削除してくれるような位置に存在してるんですよね、このボタン。
でも本当に全部消えます。
気をつけましょう。
動作が重くなりそうなのでなかなか難しそうですが、もう少し細かい単位での一括削除ができると嬉しいですが同上。
計算結果
というわけで計算結果。
(・ω・`)…… pic.twitter.com/CLHc1FpprV
— 怒り狂うアルパカ a.k.a. 青木勇太 (@takoyaki_bot) 2018年3月13日
正直他のHYIPとかもっとあるような気はするんですけど。
やっぱりFexFund分がでかすぎて、それだけで他のありとあらゆる雑所得が吹き飛ぶのでもういいやってなりました。
心の傷をえぐってくる確定申告という制度を僕は許さない(キリッ