Hash Rush(ハッシュラッシュ)のホワイトペーパーを精読してみた。その1
ハッシュラッシュ応援月間。
嘘です。
普通に応援してます。
ホワイトペーパー
以前の記事で言った通り、ガン見してみます。
ホワイトペーパーはいくつか種類があります。
今回見てみるのは一番下の日本語版です。
気になったところ
ちょいちょい書いてみます。
ゲーム内設備を拡張するとマイニングファームの割り当てが増える?
さらに、ERC20 準拠のトークンである Rush Coin を使用することによって、コロニーの改善や拡張を行うこともできます。
そうすることで、プレイヤーは Hash Rush マイニングファーム内でのハッシュパワーの割り当てを増やすことができます。
また、プレイヤーはシングルミッションやマルチプレイヤーミッションに参加し、ゲーム内でボーナスを獲得することもできます。
そのようなゲーム内ボーナスを利用することによって、より収益性の高いマイニングコロニーの開発や維持を行うことができるようになります。
(P1)
マイニングファームは要するにマイニング設備のことですね。
この設備でマイニングした成果(つまり、暗号通貨)をユーザーの課金割合に応じて分配するのがクラウドマイニングです。
Hash Rushでは、この分配を(課金額ではなく)ゲーム内の設備やミッションの達成度合いによって決めるってことみたいです。
これにより、ゲーム内でどれだけクリプトクリスタルを発掘できたかと、現実のマイニング設備がどれだけ暗号通貨をマイニングしたかが連動するわけですね。
これだけ見ると、ゲームに余計な労力を割かないで素直にクラウドマイニングすればよくね?って気もしてしまいます。ゲームしてないで働けとか親かよ
ただそれだと本当に札束で殴り合うことしかできなくなりますよね。
このシステムなら殴れるだけの札束がある人なら素直に別口のクラウドマイニングに投資すればいいので、札束以外の勝負要素が出てくるのかな……?
貧乏人向けというと言葉は悪いですが、単純な資本主義にならないという利点はあるかもしれません。
ICOなら薄く広く集金することができるので、そもそも資本が集まらないという問題も解決できますしね。
何言ってんだこいつ。
Hash Rush とは、ゲームと暗号通貨マイニングを 1 つに融合しようとする世界初のプロジェクトです。
SF 世界を舞台としたリアルタイムストラテジーゲームをプレイすることによって、ゲーマーはEthereum(ETH)、Ethereum Classic(ETC)、Zcash(ZEC)、Monero(XMR)のような暗号通貨を獲得することができます。
獲得した暗号通貨は、ゲーム内で利益を増やすためのアイテムの購入や交換、クエスト報酬などに使用することができます。
(P3)
ゲームをプレイすることで稼いだ暗号通貨をクエスト報酬に使用できる。
控えめに言って意味がわかりません。
プレイヤーがクエスト出すの?
ちょっと怪しいので最後のところの原文を見てみます。
Gamers can earn cryptocurrencies such as Ethereum (ETH), Ethereum Classic (ETC), ZCash (ZEC) and Monero (XMR) by playing a sci-fi real-time strategy game, using in-game purchases, tradeable items and quest rewards to boost their earnings.
英語だと1つの文でした……。
なげーよ。
えーと、後半部分がめっちゃ入り組んでるんですけどこれどうやって読み解けばいいんでしょう。
using in-game purchases, tradeable items and quest rewards
は1つの固まりっぽいですかね?
『ゲーム内で購入したり、交換したアイテムや、クエスト報酬を使うことで』みたいな。
で、playingとusingが並列?
とするとこんな感じでしょうか。
SF 世界を舞台としたリアルタイムストラテジーゲームをプレイすることによって、ゲーマーはいろいろな暗号通貨を獲得することができます。
また、ゲーム内で購入・交換できるアイテムやクエスト報酬を使えば、暗号通貨の獲得をさらに加速することも可能です。
どっちが合ってるのかわかりませんけども。
最後のearningsがゲームのことか現実のことかわからないのがいけないんだ……。
まあ、結局ゲームと現実がリンクしている以上、鶏と卵というか、あまり違いはないのでしょうけども。
貢献 #とは
ランダムに生成される惑星上でマイニングコロニーを建造することによって、ゲーム内でプレイヤーが所有するユニットや建造物は現実世界のハッシュパワー全体に貢献することになります。
原文はこんな。
By building a mining colony on a randomly generated planet, players’ units and structures contribute to their overall real-world hashing power.
マイニングコロニーを建造することでハッシュパワーが増えるみたいに読めます。
contributeという単語に他の意味があるんじゃないの?
と思ったんですが、寄付するとか寄与するとか与えるとかそういう意味でした。
すると、翻訳は合ってますね。
ということはゲームをしながらローカルからもある程度ハッシュパワーを提供するということでしょうか……?
マイニングファームとマイニングプール
マイニングファーム
Hash Rush マイニングファームとマイニングプール
Hash Rush マイニングファームには、Ethash アルゴリズムを使用するコイン用として合計 5GH/s 相当のマイニングパワーがローンチ時点で備わっています。
ゲームの収益目標の達成状況だけでなく、プレセールや ICO での資金調達のマイルストーンに基づいて、このマイニングパワーを今後継続的に増加していく予定となっています。
ふむふむ。
5GH/s というのが9月時点のハッシュパワーっぽいですね。
これって多いのか少ないのかどっちなんでしょう。
その上に記載されているサンプルで見てみます。
GPUが1枚で 25.5MH/s、576.67ドル/年。
5GH/s だと……GPU 200枚くらいに相当するみたいですね。
見込み利益は 115,786.29ドル/年のようです。
けっこうでかい気もしますが、たかだか1千万円ちょい……プレイヤー全員に分配するといくらくらいになるかはあやしいものがありそうですね。
増やしていく予定とのことですが……今はもっと増えてるのかな?
どっかで確認できたりするんでしょうか。
しなさそうですけど。
マイニングプール
また、Hash Rush チームはパブリックなマイニングプールを独自で立ち上げ、そこに接続することで誰でもマイニングに貢献できるようにします。
これにより、利用可能なハッシュパワーの合計を全体として増やすことができます。
徴収された手数料は、マイニングプール自体に再投資されることになります。
Hash Rush マイニングプールを利用しているマイナーは、マイニングプール用に割り当てられたトークン総数の内の 3%分から、Rush Coin の分け前を追加ボーナスとして獲得することができます(トークン配分の詳細については 4 ページの「RC の最大供給量と配布内訳の詳細」を参照して下さい)。
パブリックなマイニングプールというのがあるようです。
これがゲームを発展させると増えるというハッシュってことかな?
発展させすぎると重くなったりするのかは気になるところですね。
マイニングプール自体に再投資されるというのは要するにマイニングファームがでかくなる=マイニングプールもでかくなる。
ということかな……?
トークンがうんぬん、という部分に関してはちょっとよくわかりません。
4ページを見ればわかるのだろうか。
まあ細かいところはさておき、プレイヤー人口が増えればそれだけパイが大きくなるというのは間違いなさそうですね。
ビジネスモデル
銀河税というものがRCでの購入にはかかる模様です。
消費税的なものとして理解しておけば良さそう。
これが変化するかどうか?というのは少々気になりますね。
あと追加コンテンツは無料とは書いてますが、おそらく基本無料ではない点に注意が必要ですね。
FAQに、金額は未定だけどたぶんサブスクリプション方式になるよとの記載があります。
FAQはこんな感じです。
- How much will Hash Rush cost?
The exact cost to start playing the game is yet to be determined, but we can confirm that Hash Rush will be a subscription-based game, with players competing for a share in the prize pool relative to how well they did in mining Crypto Crystals that month.You won’t need to own any cryptocurrency to get started. Instead, we aim to facilitate that to ease newcomers into the crypto space, and so we’re designing Hash Rush to be approachable and enjoyable regardless of one’s blockchain familiarity.
Frequently Asked Questions from Hash Rush - Play. Mine. Earn.
訳してみると、こんな感じ。
ハッシュラッシュの値段は?
開始時の金額は未定ですが、サブスクリプション方式を採用することになるのは間違いないでしょう。
その課金の一部が賞金に回され、プレイヤーたちはクリプトクリスタルの発掘で月ごとに競い合うことになります。ゲームを始めるにあたって、暗号通貨を持っている必要はありません。
我々は暗号通貨の世界に人を呼び入れることも目的の一つに掲げています。
このためハッシュラッシュは、人々がブロックチェーン技術に親しめるようにデザインされています。
カモを増やします!と書いているようにも読めますが、そもそも流行るかな……どうかな……。
ちょろっとやってみて、儲かる!って評判が多くなればプレイヤーも増えるのかな。
増えるといいなあ。
勉強不足なので
知らない単語がちらほらあるのでそれもついでに調べます。
ERC2
さらに、ERC20 準拠のトークンである Rush Coin を使用することによって、コロニーの改善や拡張を行うこともできます。
(P1)
ちょいちょい名前は見かけるんですが実は理解してません。
トークンを作るための技術の一種でデファクトスタンダードになってるみたいなイメージを抱いてます。
ここを見る限りではだいたいあってるみたいです。
マイニングプール
意外に長くなったので分ける。
まだ3ページしか進んでませんが長くなったというか疲れたので切ります。
たぶん続きます。
たぶん。