HYIP(ハイプ)投資とは?由来を知らないので調べてみた。【仮想通貨・暗号通貨】
このブログにてすでにどっぷりと両足を踏み込んでいるHYIPですが、意味やら由来やらを知らなかったので調べてみることにしました。
HYIPとは。
とりあえずWikipedia先生に頼ります。
A high-yield investment program (HYIP) is a type of Ponzi scheme, an investment scam that promises unsustainably high return on investment by paying previous investors with the money invested by new investors.
ちょっと長いのでグーグル先生にも頼ります。
ハイ・イールド・インベストメント・プログラム(HYIP)は、新しい投資家が投資した資金で以前の投資家に支払うことによって、持続不可能な高い投資収益率を約束する投資詐欺であるPonziスキームの一種です。
はーん?
ちょっとわかりづらいんですが、要するに詐欺だって言われてるっぽいですね。
というか、ポンジ・スキームを知らないんですけど。
一般的な言葉なんですかこれ。
ポンジ・スキーム
ポンジ・スキームとは、詐欺の一種で、「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと。
んー、なんか見たことありますね。
日本のしくみで……確か、年金とかいう……。
冗談はさておき、ポンジさんの詐欺の手法だからポンジ・スキームと言われるんですね。
誰だろうとさらに読み進めるとこんな感じで書かれています。
チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi, 1882年3月3日-1949年1月18日)は、1910年代から1920年代にかけてアメリカ合衆国で活動したビジネスマン、詐欺師。不特定多数に出資を求める詐欺(ネズミ講を含む)の総称であるポンジ・スキームという言葉の由来として名を残す。
100年の時を超え、新たな資本主義の形である仮想通貨でその名前を使われることになってるわけですか……なかなか感慨深いですね。
まさに黎明期の混乱というか、そういう時期に立ち会っているんだなあという感じがします。
まあ、この名前自体は彼の死後も連綿と受け継がれていたみたいですが……似たようなことを考える人はいつの時代もいるものですね。
ちなみに元ネタはこの記事らしいです。
米証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、SEC)によると、銀行の預金利息が5%だった当時、90日で40%の利回りが得られるという触れ込みだったという。
ほうほう。
銀行の預金利息が実質0%のなか、1日で10%とか言ってる仕組みが存在したり、30日で50%とか言ってる仕組みが『堅実』なんて評価を受けているのを考えると時代の流れを感じますね。
その際、海外で購入する国際返信切手券による切手の交換レートと実際の外貨交換レートに差があり、利ざやを得ることができることに着目。
(Wikipediaより)
一応、レートの違いを利用して利益を出せる仕組みは考えていたのは確かだったみたいです。
手続きが複雑すぎてやらなかったらしいですが……なんだそれ。
本当に実行していたらきちんとした投資プログラムとして機能した可能性はあるわけですね。
いずれにしろ、すぐにレートが修正されて破綻していた気はしますが。
この手のサイトはいつ始まったのか?
さて、ポンジさんの話はそれくらいにして、じゃあHYIPってなんじゃい、というところに話を戻しましょう。
ポンジスキームはポンジスキームですが、HYIP、高収益投資プログラムはどこから始まったのでしょう?
元祖HYIPネット詐欺「オートサーフ」とは何だったのか?
この記事で、広告収入を分配するという仕組み(オートサーフ)のサイトが2006年くらいからあった、みたいなことが書かれています。
(サイト自体が謎の『5回の取引で10万円が1億円』という手法に流入させる作りになっているので、あんまり信用ならないですけど)ビットコイン - Wikipedia
一方ビットコインは2009年初頭から始まったようです(知らんかった)。
論文発表自体は2008年。
2006年時点でインターネットを利用した詐欺行為が活発であったことを考えると、仮想通貨を利用したHYIP自体もビットコインの誕生直後くらいからあったと考えていいでしょう。
お金の話は人間は大好きですからね。
ひとまず、期間を絞って『hyip bitcoin』なんかで検索してみましたが……グーグル先生曰く2003年のサイトとかにBITCOINという文字のあるサイトが出てきたりします。
あてになりませんねこれ。
古いサイトを使いまわしているとか、更新したとか、そんな感じでしょうか。
いずれにしろ、ビットコインと同じくらいの歴史はありそうです。
なんか10日で9000%とか言う感じの見たことない数字がざらにあったりして、いかにも魑魅魍魎うごめく世界って感じです。
そういう意味では少し面白いので、怖いもの見たさで検索してみると面白いかもしれません。
少しですけど。
むすび:結局よくわからないけど。
というわけで、HYIPとポンジ・スキームについて調べてみました。
世の中にはまだまだ知らないすごいことがあるんだなとか小学生みたいな感想を抱いています。
結局、HYIPなんてものがどこから始まったのか?
というのはよくわかりませんが、要するにそれは『最初に窃盗をした人間は誰?』という問いと同じくらい意味がないような気もしています。
誰でもいいですよね。
いずれにしても、やっぱりいま足をつけている領域は、そういう危ないところなんだなあ、ということをよくよく理解して、リターンを得ていく必要があるなと思いました。
ちゃんちゃん。
おまけ。世界最大規模の詐欺師。
- バーナード・L・マドフ - Wikipedia
この人の話もちょっと面白かったです。息子さんが不憫過ぎるけど。
そんな危険なHYIPで、僕の登録してるサイトはこちらになります。
FexFund以外はそろそろ危ないと思いますのでお勧めしません。