社畜の日常

とある技術的な問題を解決するために、GOOGLE先生に聞いて、AとBという方法があることを知った。
Aという方法を試して、どうやら前提が違うらしく、うまくいかなかった。
まあそんなこともあるわな、と続けてBを試そうとしたときだった。

なんの気まぐれなのか、上司が割り込みをかけてきた。
曰く、詰まっているんだったら人に聞けと。
一応、これからBという方法を試そうと思っていることを伝えたのだが、聞く耳を持たない。
いますぐ行って来いとの指示に(すぐ近くの席なので無視できなかった)仕方なく席を立った。

ありがたくも何人か、『詳しい』との烙印を押された生贄を選んでいただく。
申し訳ないなと思いつつも、彼らに話しを聞きに行く。
とはいえそんな即時対応でできることなど、GOOGLE検索くらいしかない。知ってた。
「検索・・・するくらいはしてるよね」
「しましたね・・・」
「Bって方法があるみたいだけど試した?」
「試そうとしたところで追い出されまして・・・」
「そっか・・・」
なんて心温まるやりとりをしたりしつつ。

一通りアリバイを作って席に戻り、Bでつつがなく問題を解決。
したところに、上司が戻ってきて、状況を聞いてくる。
「聞いた方法で解決できました」
「聞いてよかっただろ」
「はい」

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