SID。花丸さんの幼少時、どのように現在の性格が作られたのか?
School Idol Dialy 一年生
ラブライブ!サンシャイン!!アニメ版BD3巻に付属する特典冊子についての話をしたい。
前後の章については記憶が薄いため記載を控える。
実にGOD
アニメ作品の特典なのにアニメ内での展開をガン無視した安定のGOD。
安堵を覚えた人も多いだろう。
僕は覚えた。
アニメはアニメで間違いなく素晴らしい。
のだが、それはそれとしてだいぶ冒険していたことは事実だ。
そんなわけで、この冊子に書かれた内容には、冒険ではない、実家のような安心感があった。
僕の知っているラブライブ!サンシャイン!!がここにあった。
冊子の内容
さてさて、肝心の内容だが、個人的に以前から気になっていたはなまるびぃの馴れ初めネタが記載されている。
先ほど実家のようなと言ったばかりではあるけれど、これには衝撃を受けた。
以前にこのネタは考えたことがあったのだが、確定情報がヨンコマの図書室の場面しかなく、そこから頑張って膨らませたために大きく外している。
しかしアニメにおけるよはまるの例を出すまでもなく、あの狭い地域で一緒のクラスになるならば始まりは小学校ではなく、幼稚園のはず。
そこに思いいたれなかったのは不覚と言うほかない。
まあ、僕の悔恨はともかく、内容を読み取ってみよう。
本好きは幼稚園から
幼稚園から本を読んでいた花丸さん。
まじかよ。
本の内容も記憶していて、女の子が成長するような話を読んでいたと語る。
成長する話が好きだというのは、現在の花丸さんの嗜好にも通じるものがある。
この頃から変わっていないのか、紆余曲折を経て幼稚園のころの嗜好に戻ってきたのかが、気になるところだ。
4歳から本が読めるのか?
というのは疑問だが、幼稚園ならば絵本の読み聞かせなどは行われる。
学習の早い子ならば、自分で読みだしたとしても不思議ではなさそうだ。
教育の成果?
お祖母様による早期教育の賜物、という可能性はあるだろうか?
そのような描写や言及はない。
ということは、ないと考えていいだろう。
両親が家を空けがちということは、言葉は悪いが娘も含めた家のことを祖父母に任せきりだったということだ。
ということは、お祖母様は寺で発生する家事を一手に引き受けていたわけだ。
となれば、そこまで花丸さんに構う余裕はないだろう。
となると自力で本を読めるようになっていったということになる。
自分の運動への適性のなさに見切りをつけるのが4歳。
早すぎていっそ清々しい。
お祖母様から受けた影響
花丸さんは、基本的にはお祖母様にくっついて、ことあるごとに話しかけてもらって(なだめてもらって)いたと考えられる。
また、ときどきは『ちょっとひとりで待っててな?』などと言われ、一人きりで、恐ろしい寺のなかで過ごしていたのだろう。
そのようにして、お祖母様の方言(それが正しい方言なのかは議論の余地がある)が感染するとともに、現在の控えめな性格が醸成されたと考えられる。
欲深な一面?
また、寺の装飾の数々に恐怖しつつも、なんだかんだで大学いもに大喜びしている一面が描かれている。
この点についてはどうだろうか?
すぐに思いつくのは、アイドルの本を探している最中に自分の趣味を優先してしまうというエピソードだ。
このような、案外図太い一面が、共通して見られている。
ただ、幼少時に比べると、だいぶ自分の欲望との折り合いのつけ方が上手くなったようだ。
何かきっかけはあったのだろうか。
考え方が大きく変わった一冊、なんてものはありがちではあるが、あってもよさそうだ。
むすび:家庭環境としてはこんなところか
ざっくりと流れを追ってみたが、それぞれの部分はまだ膨らませる余地が残っているし、拾っていないところもある。
そのうえ、SIDの話としてもまだ前振りの段階だ。
この後にルビィと出会うわけなので、話としてはまだ半分にも行っていない。
実に読み応えがあり、さすがGODと言う他ない。
しかしふわっとした花丸さんの家庭環境、性格について考えたときに、この辺りで止めておくのが、記事としてのまとまりはよさそうだ。
というわけでこの辺りで止めるとする。
まとめると、今回着目したのは以下の点だ。
- 本好きは幼稚園から。おそらく自力で読めるようになった。
- 父母は寺の仕事で家にいないことが多い。
- 幼少時は祖母にべったりで、このときに強く方言が刷り込まれた。
- 性格について、現在の花丸さんと共通するところが多々見られる。