折りたたみロードバイクの輪行袋はL-100がちょうどよい。
輪行袋を探していました。
残念ながらこの世の中には、折りたたみロードバイク向けの輪行袋なんてものは存在しないわけです。
そもそも、車に積むのが楽! とか、そういう商品ですからね。
だからけっこう重くてもいいや、という考えがある。
その一方で、ロードバイク用の輪行袋は、当然ながら、折りたたむことができない、普通のロードバイクのために作られています。
当たり前ですが。
外したタイヤを入れる袋がついてたり。
車体全体をすっぽり覆えるサイズだったり。
いや、タイヤは外さないよ! 車体は折りたたむよ!
なんて言っても、そんな叫びが届くはずもないのです。
また、その折りたたんだときのサイズについても疑問が残ります。
当然ながら、ロードバイクを二つに畳めば、それは1台のロードバイクよりも厚みが増します。
そしてこれまた当然ですが、輪行袋には、収まるサイズは書いてあるものの、通常のロードバイクを想定して書かれています。
ただ、これがよろしくない。
入るんだか入らないんだかまったくわかりません。
一縷の望みを託して買ってみた。
輪行はしたい(そのために買った)ので、最初は大は小を兼ねるのノリで大きいものを買いました。
別にこれでも問題なく輪行できました。
大は確かに小を兼ねてくれました。
ただ、でかすぎるんですよね。
袋の余白が垂れて地面を引きずってしまうほどでした。
さらには重いし、荷物になるし。
不満は多かったわけです。
そんなとき、レビューを読み漁ったりしていたら、折りたたみロードバイクはL-100に入る、というような書き込みが目に留まりました。
その時はすぐに読み流してしまったので、もしかしたら見間違いだったかもしれませんが、とにかく印象に残りました。
で、そのうちにとうとう買ってしまいました。
入らなかったらどうするかとか、あんまり深く考えず。
L-100。
普通のロードバイクだと、こんな感じの見た目になります。
コツが必要だけど入った。
入れ方はちょっと戸惑いました。
まあ、最終的にはタイトルの通り、入ったんですけど。
若干コツが必要でした。
コツをコツとして理解するまでは、ちょっと時間がかかりました。
というわけでちょっと自分の中で整理するついでに、解説してみます。
輪行袋に入れる準備
1. 自転車をたたみます。
2. ペダルを取り外します。
3. 持ち紐を括り付けます。
これで準備完了です。
輪行袋に入れる方法
1. 袋を広げます。
2. タイヤが上に来るように置きます。
3. タイヤ側に袋の口をかぶせます。
4. 車体を持ち上げて、袋の反対側の口を、フロントギア・ペダルにくぐらせます。
5. タイヤ側の口を引き上げて、ハンドルを入れます。
これで袋に入りました。自転車に括り付けた紐は、以下の画像のように出すと、担ぎやすいです。
クッションが必要
上記の手順で、5分ちょっとかかります。
一点注意なんですが、そのまま担ぐとかなり肩に食い込みます。
細い紐だから仕方ないですが。
たぶん、世の中の『重い自転車だときつい』論は、そのあたりから来てるんじゃないかな・・・?
重いのはなんとかなっても、痛いのはきついですからね。
なので、クッションを用意しましょう。
僕は肩紐が分厚くなっているリュックをクッションとして利用しています。
その上からひっかけるわけですね。
かなり楽になります。
当然ながら、長時間立ち続けると食い込むとか以前に体が軋んでくるわけですが。
むすび:折りたたみロードとL-100のコンボがつよい。
折りたたみロードバイクを買って輪行袋に悩んでいるというレアケース、世の中に同じことで悩む人がいるのか知りませんが。
ほんとにこのL-100は、折りたたみロードバイクのためにあつらえたようなぴったり感で、おすすめです。
輪行という点だけで見ると、ロードバイクもどきという立場をうっかり忘れて、『世の中のロードバイクの方々は大変だなあ』なんて大変不遜な考えすら浮かんできます。
実際の走り?
やだなあ、それは大事の前の小事というやつですよ。
(自転車で走ってる時間より電車が走ってる時間の方が長いという・・・)