HISTORY OF Lovelive! を改めて読んでみた

内容。
1.アニメ一期後にハマった新参ラブライバーの昔語り。
2.HOLに載っている、当時の記事に目を通しての感想。サンシャインに絡めての。


以前にちろっと触れたことがあるのだが、本誌のラブライブ関連の記事をまとめた冊子であるところの「HISTORY OF Lovelive!」。
超初期の、今では想像することも難しい、ラブライブ!というコンテンツが地を這っていた時代の話だ。
地を這っていた、というのも僕の想像による表現だが。
コミケ会場で、キャストが、過疎ったスペースであからさまに落ち込んでいたから思わず声をかけに行ってしまった、という最古参の証言を聞く限りでは、そう外していない表現だと思っている。


僕がラブライブ!を本格的に知ったのは、2013年の夏。
ディフェンスウィッチーズに飽きて、何か他のゲーム・・・と考えていたときのことだ。
(デスマーチで死にそうになってたり、反動でふらっとイギリスに高飛びしたりしたのはまあ些細な話だ)
そういえば、ラブライブとかいうアイドルものの音ゲーとかあったよな?
と思い出し、軽い気持ちでDLしてみたのだった。
当時はまだ、名前を聞いても「アイマスのパクリでしょ?」くらいに認識していた・・・というか、認識しているというほど意識してすらいなかった。

最初のうちも、いろいろと野次を入れながら、ストーリーを進めていたのを覚えている。
「これがYAZAWAか・・・」とか「なにこの『にゃ』とか言ってる・・・なに」とか。
今から考えると、平和にスクールアイドルをしている彼女たちがどれだけ尊いものであるかも知らずに、ほぼ読み飛ばすようなペースで消化していた。
もったいないことに。

そして、スノハレだったかワンダラだったか夏色だったか・・・とにかくその辺の、全部だった気もするが、キャッチーどころにハマった。
で、アニメを見たくなった。
バンダイチャンネルで観て、もっと良い画質で見たくなってツタヤに駆け込んで。

その辺りからずるずると、ラブライブ!というコンテンツにハマっていった。
よくある話だと思う。

たぶん、2013年夏の時点で、既にラブライブというコンテンツはある程度以上に出来上がっていた。
それは、アニメ一期放送が終わったタイミングであり、なにより「あの」3rdライブが終わったタイミングであり。

先の地を這うという表現と対比するならば、2013年・・・あるいは、2012年9月の「Wonderful Rush」の発売から、New year Live、アニメ1期、3rd Liveと、加速して加速して加速して加速して・・・まさに離陸した瞬間と言えると思う。
それ以降のラブライブ!は、言うなれば空を飛んでいる姿で。
恐らく、地を這っていた頃からは、想像もできない姿なのだと。
そう思っている。


さて、HISTORY OF Lovelive! で扱っているのは、初期からそこまでの記事だ。
よくよく読めば、ミニユニットができる経緯なんてものが載っていたりするし、名称の由来や、その他案も(ちょぴっとだが)載っているし、投票方法がハガキかメールというのも時代を感じるし、初期の彼女たちは「アイドルグループ『ラブライブ!』です!」なんて名乗りをしていた。

なかなかに衝撃的な内容が並んでいて、以前読んだ時に適当に読み流していることに気付き後悔した。
が、このタイミングで知ることができたというのはある意味で良かったかもしれない。
最初の1ページ、穂乃果が1人で桜並木に立っていて。
「叶え、わたしたちの夢」とある。
ちょうど、「助けてラブライブ!」と同じように。

ラブライブ!という文字列が示す単語は、初期にそうであったグループ名から、スクールアイドルの大会を示す言葉になって久しい。
ついでにコミックス版ではスクールアイドルコンテストなんていう冠詞がついたイベントになっているし、アニメ版の世界観に真っ向から挑みに行くスタイルになっている・・・。

もともと、穂乃果が剣道してる時点で別世界の話なのだが。
大丈夫、GOD原作だよ。

改めて、サンシャインとの相似を探すのも面白いのかもな、と思った。

もしかすると、僕なんか及びもつかないほどの信仰を、千歌は彼女たちに対して抱いているのかもしれない。

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