行動力ってなんだろうな・・・

恐らく世間一般での定義に当てはめれば確かに高い値を示すのだろうけれど、僕はそのためにそれをしているわけではないものがある、という話をしたい。
つまり何が言いたいかというと、よく行動力が高いと言われるけれど僕の中ではそんなことはぜんっぜんない、って話だ。

何に対して行動力が高い、と言われるかといえば、行動範囲、らしい。
確かに奈良だろうが福岡だろうが広島だろうがイギリスだろうが、今週末は台湾だろうが、あまり気にせずに行ってしまうところはある。
だが、行動力が高いからこれらのことができると思ったことは一度もなくて、僕の行動理由の大体は、行きたいからが4割、行ったら面白いと思うからが6割ってところだ。

つまり半分以上はウケ狙いというか、ネタのためだ。
気の利いたことを言ったりしたりしてモテる方向に努力をすることが壊滅的に苦手だから、なんか変なことをしてモテる方向を目指しているんだと思う。
ついでに、人生を不可抗力でドロップアウトしたいという理想を胸に抱いていれば、外から見るとかなりフットワークの軽い人間に見えることだろう。

現に、今週末の台湾については、行けるし行きたい人間はだいたい行くことにしているようだし。
今はハードルも下がっているし、そんな気軽な海外旅行も珍しくなくなっているし。

そもそもはあれだ。
数年前(まだ東方アレンジバンドがメジャーデビューなんて想像もしてなかった頃)に好きな東方アレンジバンドが大阪でライブをやると聴いたとき、恐らく当時では唯一、関東からそのためだけに遠征したのが始まりだったと思う。
若干不安もあったけど、どこでも寝れる(仕事中でも)し、ネカフェで泊まるとかしょっちゅうやってるしで、まあなんとかなるだろうと軽い気持ちで行った。
でもけっこう喜ばれた。
ように感じた。
それが成功体験として刻まれているんだと思う。
逆に僕からすると来てもらうことを大したことじゃないと認識してしまっている節もあってまずい気もするのだが。
さておき。

地方から来る、というよりも地方に行く、ことの方が、わざわざ感が強いのかもしれない。
あるいは、地方の人は、わざわざ感を漂わせる人間に対しての対応の経験が強いのかも。
東京ではようこそなんて文字を見かけることはないだろうし、逆に地方ではようこそって文字列を見ることも多い気がする。
それによって、自分を歓迎する側と認識するとか・・・根拠としては弱いか。

行動力の話だった。
本当に行動力があれば、会社の愚痴と糞を垂れ流す機械に甘んじることはないような気がするのだがな。
あるいは僕は世の中をそんな風には見ていなくて、流れで認識しているというのもある。
行動力とかいう数値を一定値消費すると行動できるってものではないのだ。
どちらかというと、流れ。
どういうことかというと、イベントの前後には乗っかるタイミングと降りるタイミングがあって、たまたまそのイベントを認識した頃に乗っかるタイミングがあれば乗るってだけの話。

それに乗るために必要なものが行動力なのだろうか。
そんなもの、考慮というか憂慮すべきものが多いか少ないかだけの話だよな。
あるいは薄情かそうでないか、またはそう思われていると思われたいか、思っていないか・・・くらいの。


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