スクフェススコア考察 スキルとスコアについての考え方。

このブログでは、今までに散々タイマー系のスコア上昇スキルがゴミと罵ってきた。

けれど、なんでゴミなの? とか、どれくらいゴミなの?

という点については、僕の中でも少しばかり曖昧というか、順を追って考えないとややこしいなと感じる部分である。


なのでその点について一度明確にしてみたい。

タイマー系の能力は、以下の特徴を持っている。

・獲得スコアは難易度に依存しない
・性能は難易度に依存する

ぱっと見だと、自分でも何いってんだこいつと思ってしまう。
ちょっと解説してみる。


【獲得スコアが難易度に依存しない】

難易度というのは、要するにノート数のことを言っている。
つまり、このスキルによって得られるスコアはノート数に関係なく一定であると言っている。
ここでは触れていないが、正確には楽曲の長さも少しは関係してくる。
長い楽曲ならそれだけ発動機会が増えるので、楽曲の長さに依存する、ということだ。

難易度に楽曲の長さを含めるならば、難易度に依存すると言えるだろう。
ただ、楽曲の幅は1分半~2分ちょっとと2倍以下であるのに対して、ノート数の幅は50~600と10倍以上の差がある。
そのため、楽曲による獲得スコアの変化は無視している。

そもそも、スコアを競うとなったら同じ楽曲で競うだろうし、楽曲を選べるとしても選ぶ基準はノート数が多いかどうかであり、楽曲が長いかどうかではない。
そもそもノート数が多いならば相応の長さを持っているはずで、とにかくそこは考える部分ではないということだ。


【性能は難易度に依存する】

要するに上で書いたことと同じなのだが、獲得スコアがノート数に依存しないとして、その他のスコアはノート数に依存する。

すると、総合スコア(シャンシャンしたスコア+スキルで獲得したスコア)における『スキルで獲得したスコア』の割合は、『シャンシャンしたスコア』が低いほど大きくなる。

シャンシャンしたスコアが低いというのは、すなわちシャンシャンした回数が少ないということだ。

で、シャンシャンした回数というのはつまりノート数のことなので、難易度(=ノート数)が低いほど、シャンシャンしたスコアが低くなると言える。

難易度が低いほどシャンシャンしたスコアが低くなるということは、つまり、難易度が低いほどスキルで獲得したスコアの割合が増えるということだ。

ところで、総合スコアにおける、スキルで獲得したスコアの割合がそのスキルの優劣を決めるのは異論がないと思う。

のだが、一応説明をしておく。


割合というとややこしく感じるが、逆に考えればわかりやすいだろう。
逆に考えると、「シャンシャンしたスコアが同じ場合」に、「スキルで獲得したスコアの割合が増える」とどうなるか? となる。

例を挙げるとするなら、シャンシャンが50000で、スキルAは5000、スキルBは10000のスコアを獲得できる、といった話だ。

この場合の総合スコアは、スキルAを使うと55000だが、スキルBを使うと60000になる。
さて、シャンシャンスコアはノート数に比例するが、同時にユニットの能力にも比例する。

ということは、この楽曲のシャンシャンスコアが55000、ないしは60000になるときの能力を算出すると、当然ながらシャンシャンスコアが50000だったときよりも高い能力が得られる。

これは、スキルA、ないしはスキルBによって擬似的に得られる能力ボーナスと考えることができる。

そして、この能力ボーナスは、スキルAよりもスキルBの方が高くなる。

これが、スキルBの性能であり、スキルAよりもスキルBが優秀であるということになる。


さらにたとえを続ける。
とある楽曲Aについて、ハードとイージーでスキルAを使ったとしよう。

ハードのシャンシャンスコアは200000、イージーのシャンシャンスコアは50000とする。

このとき、スキルAによるスキルスコアが10000だったとしよう。

タイマー系のスキルによるスキルスコアは、同じ楽曲では変動しない。

よって、総合スコアは、ハードで210000、イージーで60000となる。

このとき、スキルスコアの割合は、ハードでは約5%、イージーでは約16%となる。

先ほどと同様に、この総合スコアをシャンシャンスコアに換算して、能力ボーナスを算出することを考える。

もともとの能力が仮に50000だったとしよう。


能力とシャンシャンスコアは比例するから、スコアが増えた割合をそのまま能力にかけてみればよい。

すると、能力ボーナスはハードで約2500、イージーで約8000となる。

スキルの獲得スコアがハードとイージーで約3倍だったので、能力ボーナスも約3倍の値が得られることになる。


さて、さきほどスキルの性能は、能力ボーナスをどれだけ得られるかで決まると書いた。


この定義でスキルの性能を考えると、ハードとイージーの結果の差から、スキルの性能に3倍もの差がついていることがわかる。
(実際にはタイマースキルで10000もスコアは得られない。1/5~1/10くらいだ)

さておき、上記の定義から、楽曲の難易度に性能が依存することになる。


ひどく長ったらしい上に、その上でタイマースキルは役に立たないので、知っていてもまったく得できない知識をここまで読んだ方がもしおられたら申し訳ない限りだ。