バンドリ3話修正版。あの忙しい人のための高速きらきら星は、ちょっとないかな。

時期を逸した感じはありますが、いつものことなので、特に気にせずにアニメ版のバンドリ!の3話の修正についての話です。

バンドリ3話。

当初、6分ほどきらきら星を歌うシーンが物議を醸しました。
エンドレスきらきら星。

あれ、巷じゃいろいろ言われてましたけど、あのなんとも言えないパンクな感じ、僕は好きなんですよね。
好きなバンドがライブに穴開ける瀬戸際、周りはもう仕方ないという空気、そして自分にできることは——なにもない。

でもそんな状況に対して、「そんなこと知るか、絶対にいやだ、私が嫌なんだ」と我を通す感じ。

パンクじゃないですか?

実際見ていると胃が痛くなる思いでしたが。
あれはあれで、緊張感を味わわせる、演出する、という意味では成功していたと思います。

修正版にざわざわする。

そんななか、なんかのタイミングで2回目の視聴があり、見た人がざわめいているのが目に入ってきました。
曰く、件のきらきら星に修正が入ったと。

いや、まあ僕も、『長い長い言うから修正されたんだろ、マックで健康的なものを食べたがる消費者かよ』なんてそのときは思ってました。
ただ、そのあと自分もその放送を観る機会があって。
ざわめいてしまう気持ちが理解できました。

ちょっと自分でも不思議なくらいにその修正版に「ないわ」と思ったので、少し考えてみました。

何を感じたか?

まず、この「ないわ」がどういう感情か、もう少し掘り下げてみました。
すると、大きく「恥ずかしさ」「いたたまれなさ」という種類の感情であることに気付きました。

もちろん初回のシーンでも、この種類の感情はありました。
演者でもないのにステージにいきなり立って、子供向けのはずの「きらきら星」を、アカペラで歌う。
確かにそれを見ていると、かなりの恥ずかしさがあります。
ただ、その恥ずかしさは、もう少しポジティブで、それをこらえつつも応援したくなる、そういうものだったことを覚えています。

それがどうなったでしょうか。
記憶しているテンポよりも明らかに走っている。
尺が短く、すべての行動に迷いがなく、自分の中の恥ずかしさと戦っていたはずの間がすべてカットされている。
これらの修正によって、「急いでいる」という印象に変わってしまいました。

もっとも嫌な演目とは?

ところで、観客にとって、もっとも嫌な演目ってなんだと思いますか?
下手くそなもの、つまらないもの、いろいろあるかと思います。

もちろんどれが一番キツいかというのは人それぞれですが、多くの人にとって嫌なものに、「演者が恥ずかしがっている演目」というのがあげられるかと思います。
冷静に考えたら下手くそだったり、つまらなくても、演者が真剣にやっていれば、ある程度はそれに引き込まれて、観ていられるんですよね。
初回の等速きらきら星には、その真剣さがありました。

で。
どうにも僕は、あの高速きらきら星が「恥ずかしくて早く終わらせようとして」急いでいるように見えてしまったというわけです。
演者が恥ずかしがっているのを見せられるほど恥ずかしいものはないですからね。
それはエンタメというよりは精神攻撃に近いものです。

むすび:あれを先に観てたらなんとも思わないとは思う。

というわけで、バンドリ3話の修正版についてあることないこと書いてみました。
散々に書きましたけど、これが一般的に当てはまるものではないだろうとは思います。
一般的なことは考えないで書いたので、他にも「自分は別の理由でダメだと思った」とか「高速きらきら星の方が良い」なんて人もいることでしょう。
なんか別の解釈あったら空リプで教えてください。

また、あくまで「本来の3話に比べたときに恥ずかしがっているように見えるから観ててつらい」という話なので、修正版を先に観たときには特に何も思わないんじゃないかな、とも思います。
逆に、これによって本来の3話の評価をあげるという策略……なんてことは、ないとは思いますが。

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