ファッションから見るはなまルビィ

花丸さんのファッションがいちいち可愛い。
諸兄におかれても、この点に異論はないだろう。
しかし個人的にはこの点に疑問がある。
前からちょくちょく話題にはあげていたが、いい加減ネタが尽きてきたので今回はこの点を槍玉に挙げてみたい。

何を根拠に疑問を持つのか、といえば、それはひとえに本人の言動である。
オラは可愛くないし、との自己評価をしているのは当初からの花丸さんのスタンスだ。
最近こそ自己卑下自体は控えめになってきたものの、やはり、自分よりも周囲の方が可愛く、注目すべきはそっち、という主張は据え置きのままだ。
現状ぐらいの塩梅ならば、控えめと、美点として受け入れることもできるように思うが。

いずれにしろ、そのような自己評価をする人間が、身綺麗にする以上に、着飾るということをするとはどうしても思えない。
本人としても、あの服は単体で可愛い部類に入るはずで、単純に着るのを恥ずかしがるのが自然である。

とか書いてるうちに思いついた。


ルビィに付き合ってるうちにセンスが養われていった可能性があるな。
あるいはルビィに言われるままに着こなして、生真面目だから変に着崩すこともなく、自分ではわかっていないが結果的に可愛いが保たれているのかも。


ルビィはルビィで、幼少からアイドルに憧れつつも満足にそれを表現できなかった過去があるから、ファッションに対して独自の世界観を構築していても不思議ではない。
少なくとも、かなりの審美眼を持っているとみてよいだろう。
そしてよくわかっていない花丸さんに対しては、そういう意識こそないだろうが、絶好の発散対象だったのではないだろうか。


自分と同じくらいの背格好で、コンプレックスの対象である姉と同じロングヘアという花丸さんは、もしかするとルビィにとっては理想の体現なのかもしれない。
しかも、いまいち世間ズレしていて、ルビィでも守れるくらい弱々しい。
庇護欲とはすなわち支配欲である…かどうかは諸説あるだろうが、そういう目で見ることはできるな。

なんか汚い話になってしまった。
朝書いた文章を夜直しているせいかもしれない。

ここまでの話は上に挙げた可能性の後者、花丸さんはルビィの指示をきっちり守っている、というものだ。


では前者、ルビィに付き合ううちにセンスが鍛えられたという可能性はあるだろうか。
問題になるとすれば、花丸さんが自分を可愛いと認識していない点だ。
恐らく服を選ぶイベントが発生したとして、その都度ルビィに可愛いを連呼され、
「似合うから絶対買った方がいいよ!なんならルビィが買って、プレゼントしてあげる!」
とか言われてるはずだ。
言われていてくれ。


とすると、妥協できるのは、「可愛いかはよく分からないけど、似合っているとは思う」という線だろうか。
あるいは、「ルビィちゃんみたいに可愛くないけど、ルビィちゃんが着てあんなに可愛いんだから、オラもちょっとは可愛く見えてるのかな?」とか。

「でもオラはほんとに可愛くもなんともないし、もし可愛いとしたら服が可愛いからで、だからオラがいなければ服はもっと可愛いから…オラなんかが着ちゃって、ごめんね」

みたいな感じか。
どっちでもいけそうだ。

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