花丸さんの一人称は東北の婆ちゃんの影響なのか。

ずらに気を取られすぎていてすっかり見落としていた。

オラという一人称。
東北の友人は最初に花丸さんの自己紹介を聴いて、「オラなんていう人いない」と言っていたが、完全にスルーしていた。

オラの方も静岡付近の一人称なのだとばかり思っていた。
だが、考えてみれば女の子である花丸さんが、自分をなんと呼ぶかで参考にするのは婆ちゃんだわな。
確かに人間の運命にもオラという一人称は見かけた覚えがない。

念のため、と思って調べてみたのだが、Wikipediaでは確かに東北の一人称として『おら』が紹介されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%AE%E4%B8%80%E4%BA%BA%E7%A7%B0%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E#.E4.BF.BA.E3.82.89.EF.BC.88.E3.81.8A.E3.82.89.EF.BC.89

静岡では俺、俺っち、(名前)っちというのが使われるらしい。
二人称も名前に『っち』を付けることがあるようだ。
方言というよりはアダ名でしか登場しないイメージを持っていたが、静岡の方言だったのか。
そういえば千歌はチカっちと呼ばれているようだな。
やはりアダ名というか、愛称という方がニュアンスは近いと思うが、そういうものなのだろう。

とすると、静岡で生まれ育ってなお祖母の一人称がうつっているということは、相当なおばあちゃん子だったと推測できる。
読書の趣味もその頃に醸成されたものだろうか。
祖母に本を読んでもらっていたとか。
祖母は60歳前後だろうが、ちょうど戦後で学校が共学化された頃らしい。
女性が学校に行き始めた頃、という理解でいいのだろうか?

こういうこと考えるときは社会科目への無関心が恥ずかしくなるな。
ともあれ、そこまで読書家の女性がいない時代でもなさそうだ。

しかし・・・オラが婆ちゃんからうつったとすると、ずらはどうして出てくるのだろうか。
あと、イントネーション自体はどっちのものなのだろう?

疑問は尽きない。
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