平尾アウリせんせーの応援イラストに触発されて、どうにかなる日々に触れてみたので色々と

どうにかなる日々

劇場版の応援イラストを平尾アウリせんせーが描いている本作品。

この年齢差、センセイと僕をどうしても思い出してしまうな……? と思ったらブログで言ってますね(言ってるとは言ってない)。

とりあえずチェックしとけ、の精神で原作を読んだり映画館に足を運んだりしてました。

いばら・ら・ららばい(10年前くらいの雑誌のアンケートで、けいおん!と並べて名前を出してた作品)を読んだときも思ったんですけど、あんまり読んだことのない種類の作品なのでぶっちゃけ最初は何を楽しめばいいのかよくわからないまであったんですけど。

最終的にはなんとなくわかってきたというか、平尾アウリせんせーの作品でも「いや終わるんかい!」って思う話があったりするんで、そういうものなんだと思ったら楽しみ方がわかってきたような気がします。
話がオチまで行かないっていうか、起承転結の転で終わる感じというか、起と承で共感させることに全力を傾けて、あとはそれが変化したりする兆しだけ描かれて終わるというか。

「あとはわかるでしょ」

みたいな。

めちゃくちゃ失礼な感じになってしまった気がしないでもないですが、趣を楽しむものなのかなと。
言う感じで。

以下劇場版の感想文です。

感想

百合の元カノ二人が致すところで雲の心象風景が広がるところとか、生徒からの告白を思い返して薔薇が咲き誇るところとか、アニメ的表現(?)が個人的には笑ってしまったんですけど面白かったのは僕だけだったみたいです。

原作の空気感やら間なんかがそのまま落とし込まれている、という平尾アウリせんせーの感想はまさにその通りだなと思いました。
「髪の感じが」のくだりは僕には判断できませんでしたが。

前半で特に印象に残ったのは、廊下でせんせいさよならーっつってるところの廊下に響くリバーブ具合がなんか「あー……学校……」って感じでものすごいノスタルジーに襲われたところでした。

後半は、みかちゃんが全体を通して一番好きなのでそこばっか見てました。
ずっと「小夜子に負けないでー!」っつって心の中で応援上映してました。

自分としんちゃんの距離感を測りかねて積極的になろうとするも加減を間違えたり、そもそも積極的ってなによ、みたいな不器用さ加減が本当に可愛いです。

最後の方、デフォルメになるところもテープをびーーーっ!ってやってほぼイキましたになるところもアニメ的表現がかわいかったです。

あとなによりオチのごまかし具合(ごまかせているとは言ってない)が最高に学生くさくて最高だなあ、というのは原作でも思ったわけですが、そこの「そういう感じ」がそのまま入ってきたというか、うまいこと落とし込まれてるなあ、と振り返ってみて感じます。
見てるときは雰囲気に呑まれてそれどころじゃなかったんですけども。

あとやっぱり「死んでよ」って僕も言われたい(拗らせているヲタクしぐさ)ですし、クラスメイトの「暗幕を取りに行ってる」と言った直後にすべてが繋がって「あっ(察し」ってなる感じとか、

あとはしんちゃんが普通に歩くとだんだん離されていく感じとか、でも離れるペースがかなりゆっくりだから普段歩調を合わせてる成果が出てるのかなとか。

全体的に好き。

今回収録されなかった話も(結構えぐいのとかありますけど)も見れたら見たいなあ。

などと思いつつ。

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