【推し武道】アニメ10話感想。あーやが得たものと失ったもの

演出の等価交換という尺調整。

とりあえず今回も

あーや回といって差し支えなかったんじゃないでしょうか。(モンペ)

見どころはなんと言ってもあーやの前列描写!

あれを見てしまっては、アニオリは最高だぜ!と言わざるを得ません……たとえ8話アニオリに対して微妙な感想を書いていた前歴があったとしても。

人気投票の流れで一度前列入りを果たしたゆめ莉。
投票結果で3位にのし上がった優佳。
そして今回の舞菜。

旧後列組はみんな何かしらで前列に立ったことがあったのに、なぜか唯一その描写のなかったあーや。

それが今回、アニオリのおかげで見事前列に。

あーやヲタたちと一緒に思わず涙ぐみましたよね……ありがとうアニオリ……。

優佳の犠牲あっての(言葉を選ぶなら「託された」とかになるのでしょうけど)前列、というカップリング色の強い演出になっていたあたりからはそこはかとないバーターの匂いいろいろなものを感じてしまいました。

なんかカットも多かったですね

裏にどんな意図があったのかという話とは別に、もうひとつ気になることとしてやたらとあーや絡みの改変が目立ってたというのもあります。

enter image description here

このへんとか。それにしてもあーやはかわいい

あとは「常連だし」がなぜかえりぴよ組へのセリフになってるとか、その後のイベントでの「なんで大丈夫なんだよ……」とかとか。

まあこの辺に関しては、今までの話でも駆け足気味に諸々のエピソードを削ぎ落としていたので今更ではありますね。

ついでに理由があるとすれば、あーやがというよりは舞菜とあーやの絡みがもともと多いが故に調整の影響を受けやすいというのがあるんでしょう。

しらんけど。

何より原作と異なるのはあーやだけってわけでもないですし。

存在すらなかったことにされたイケメンとか、同じように消される予感しかしないなっつとか。
もっと不憫な存在もいます。

そうやって考えていくと、ある意味イケメンの死のおかげであーやは前列に行けたのかもしれない……ありがとうイケメン……。

演出意図としては

全体のメタを読むなら、上記のカットは基本的に話の山場を舞菜の「どうでもいい!」に持ってくるために調整した結果ですよね。

それでなくとももともと2話だったものを(無理やりとは言いませんが)1つにまとめるとなれば相応に調整めいたものが必要になるんでしょう。

ついでにそれまでに感じたことを「どうでもいい!」の一言で踏み越えてもらうために、いろいろ舞菜には溜め込ませる必要があったわけで。

そして舞菜が調整されればあーやが巻き込みで影響を受けやすいというのも前述の通り。

というわけで、今までも諸々の改変に関してはいろいろと考えるところが多かったですしきっと残り2話もいろいろ考えさせられる展開が待っているのでしょうけど。

とりあえずこれからもあーやは演出の都合に巻き込まれていろいろ原作と違った姿が描かれていくんでしょうね。

それでも今回のような、違うからこそまだ見ぬ素敵なあーやに出会える可能性は残されているわけで。

期待値はあくまで低く、でもワンチャンスを期待して……くらいに構えておくと残り2話も楽しく視聴できる気がします。

あーやの話をするつもりが気付いたらあーやヲタクの視聴スタイルの話になっていますね?

コメント