けいおん!の派生作品を今更ながらに読んで泣いてる

けいおん!

僕の中では女子高生×部活動というテンプレの元祖くらいの認識の本作品。
10周年再放送とかもやってますね。

実際に元祖かどうかはというのはすべての作品を知っているわけでもないのでわかりませんが、少なくとも老舗であること、それと当時一番盛り上がっていたことは疑う余地はないでしょう。

アニメ化が2回されて映画もやって、という成功パターン。

どこぞのスクールアイドルもこれを正確に踏襲しているあたりから言っても、今の世界がまだけいおん!の影響から抜けていないことを感じさせます。(妄想癖)

というわけで、今日のネタはそんな10周年のCMで知った、「いま現在もかきふらい先生がけいおん!を描いてる」という衝撃の事実について。

それと、「そういえばけいおん!って続き出てたよね?」というのを思い出して今更ながらに読み漁ってみたとかそんな感じです。

shuffle

近所の高校に通う子たちが放課後ティータイムに憧れてバンドを始める……という内容に見えます。
201903号ではそんな感じでした。

軽く検索してみたところ、出てきたのは安心のピクシブ百科事典。

2018年8月から連載開始とのこと。

……え、まだバンド組んでないの?

そんな気持ちになりつつも、けいおん部に憧れてバンドを始めるという話の流れだけで「それなんて俺ら」みたいな錯覚に浸ることができるshuffle。

当時楽器を買って速攻で売った人を始めとして、いまも家で置物にしている人、ちゃんとバンドやってた人、弾けるようになったけどそこまではいかなかった人。

すべての人に読んでもらいたい……みたいな謎目線になれる作品です。

highschool

あずにゃん3年生編。
残されたあずにゃんが、憂と純と一年生2人を巻き込んで新たに立ち上げた「わかばガールズ」の物語。

物語としてはあっさりめで、描かれるのも学祭で引退するまで。
けいおん!の後日談というのか、「もうちょっとだけ続くんじゃ」みたいな感覚で読めます。

素晴らしいのが卒業生が回想でしか出てこないところ。

HTTを無意識に引きずっているとか、卒業生に会いたがってしまうとか、学校ものでのお決まりの展開はありますが。

なんというか、これは完璧なまでにあずにゃん……もとい、梓が「軽音部の部長兼わかばガールズのリーダー」になるまでの後日談ですね。

そしてそれが逆説的に「あの素晴らしい日々」が本当に終わってしまったんだな……と意識させてくれ、非常に涙腺に来る作品になっています。

「当時好きだったけどその後の話は敬遠してしまっていた」という人は多いと思いますが、いま読んでも……くっそ面白い……というのはちょっと違うんですけど。

少なくとも当時、最大限の配慮を持って描かれたんだろうなというのが伝わってきますし、なんなら「全てのかきふらいにありがとう」みたいな気持ちになれます。

卒業した学校に1人残した後輩の、その後の姿が少しでも気になる人は読むべき……読んで……

college

大学編。
N女に揃って進学し寮生活を始めた4人。
大学の軽音部はさまざまなバンドがひしめく、高校時代とはまったく異なる雰囲気。
そんな軽音部で、新たなるバンド活動が始まる……と見せかけて、やってることはあんまり変わりません。
期待通りのものが読めます。

話の大筋としては、同じく一年生でありプロ志向のスリーピースバンド「恩納組」と勝負する……なんて展開があるものの。

当然ながらあの4人がそんな勝負ごとなんぞに真面目に取り組むはずもなく。
まじで話にオチをつけるためだけの建前くらいにしか生かされません。

とはいえそんなガチバトルをけいおん!に求める人はいないので、安心してゆるやかバンドライフを満喫できます。

たとえるなら

highschoolは好きなラーメン屋が家の近所にもあるってことに越してきてしばらくしてから気付く感じ。

collegeはラーメンのシメにご飯ぶち込んで食べたらクソうまかったって感じです。

なんでラーメンに例えてしまったのか。

その間って?

そもそもかきふりゃーせんせー最近までなにしてたん、というのも気になったんですけど失踪してたみたいですね。

Wikipediaを見てもゆゆ式のエンドカード描いたことくらいしか書いてない……それも5年前とかいうレベル。

別名義で描いたりしてたみたいなゴシップもあるようですがあくまでゴシップです。
興味がないのでわかりません。

気になるなら買いましょう。
話はそれからだ。

というわけでこれから読みます。

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