現実で13話の反応が様々だったのは、アニメを意識してたんでしょ? わかるわかる。

アニメと現実が繋がったという話を以前にしていた。

これについて、考えるほどに(設定・地理的なツッコミどころは無視するとして)アニメが正史として、腑に落ちる感覚がある。
いや、アニメとしてというわけでもないか。
ラブライブ!世界と、現実世界のAqoursがリンクした・・・とでも言えば良いのかな。

特に13話、いろいろと物議をかもしたあのミュージカルに対する反応について考えたときに、現実とリンクしていることを裏付ける別の根拠に気付いた。
今回はそれについて書いてみる。

アニメ13話放送直後。

僕は上映会で見たので、直後の『どういう反応をすべきなんだ』という困惑の空気は、いまでもよく覚えている。
一緒に見ていた4人の評価は2:2で、『嫌い』と『好き』の真っ二つに別れていた。
(正確には、disっている人たちに悪いので、こそこそと、『・・・僕は良いと思いましたけどね、あれ』『自分もです』みたいなやりとりをしていただけだったが)

少なくとも、『好き』の立場を取るにあたってはまず『困惑』の方が先に出てしまい、手放しで褒めることのできた人はなかなかいなかっただろうと思う。
G’sのアニメ紹介記事で、13話に対するキャストコメントに『最初はどんな反応をいただけるか不安だった』などと記述されていることからも、そのあたりは覚悟の上だったことが伺える。
積極的に目を背けているのでよく知らないのだが、制作側が13話への悪評にどうこう・・・みたいな話も当時見かけたほどには、世間の多くは悪評に染まっていた。

今ではヲタクは得意の掌返しを発動し、そういった声は一部の狂信者の間でのみ囁かれるばかりとなっている。

ラブライブ!名古屋場所。

続いて、アニメ世界でのAqoursに対する反応を考えてみる。
地元民以外の観客は、どのようにあのミュージカルを見ていたのだろうか?

その目線で改めてミュージカルを見てみると、正直、ウケているわけではない。とはいえ滑っているというほどでもない。無反応だ。
梨子の「ごめんなさい!」に笑っていたのはクラスメイトだけ(内輪ネタなので当然だが)。観客席から登場したヨハネにも、周辺の人が儀礼的に拍手するばかり。
いきなり始まった小芝居に、単純に困惑していることが伺える。

そして、μ’sを模した掛け声に、地元民の「10!」。
(いま気付いたが、あれ、μ’s原理主義者が怒るのではないだろうか・・・あの場所にはいなさそうだが)
一部の観客だけが叫び、盛り上がる。

さて、ここまでで、どういう方向に話を持っていきたいか、察していただけたかもしれない。
名古屋場所の観客たちの多くは、ミュージカルに困惑し、その後の反応が真っ二つに別れた。

これはちょうど、現実のヲタクたちと同じ状態なのではないだろうか?

Aqours 1st LoveLive! Step ZERO to ONE!

そして、話は1st LoveLive!に続く。
このライブは、掛け値なしに素晴らしいものだった。アニメが1stシングルにつながるという演出の都合で、恋なりの扱いがちょっと・・・いやだいぶ薄くなってしまった点を差し引いてもなお、その評価は変わらない。

ここで、ヲタクたちは再度ミュージカルを目にすることになる。
これの狙いは、ライブでテンションを上がり、心がオープン、つまりなんでも受け入れられる状態になっているヲタクにミュージカルを見せることで、アニメに抱いた否定的な記憶を上書きすることだろう。
直後にあの場所で、ヲタクは「10!」を叫んだ。

この時のヲタクは、名古屋場所で青に染まった観客席と完全に一致する。

以前の記事では、1stライブによって、Aqoursは現実とアニメがつながった、と考えたものだが。
どうやらヲタクの側も、足並みをそろえられてしまった、ということらしい。

むすび:ただ歌うだけじゃ駄目なのかも。

というわけで、13話の否定的な記憶を上書きするため、いろいろと理屈をこね回してみた。
個人的にはアニメは何が起きても不思議でない、と最初から諦めていたので、少なくとも13話に関しては否定的な気持ちはない。むしろ設定の改変などに目を瞑れば熱い展開であり、当時に流布していたdisに対して心を痛めていた。
その記憶を、あれまで含めて演出なのだと解釈するというのは、そこそこに良い思いつきではなかろうかと自画自賛している。

ところで、ミュージカルでは無反応だった観客が、MIRAI CHIKETで青に染まった光景。
あれはなんというか、ユメ語るよりユメ歌おう、を体現したステージだったのかもしれない。

とはいえ、あのミュージカルなしでは、あの景色は見られなかったに違いない。
ユメ語るよりユメ歌おう、というのは言葉は無力ということを表しているわけではないのだ。

なんてことを思いつつ。
お付き合い頂きありがとうございました。

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